三太郎一家・福猫はどの子!PART 2

☆☆☆1ダースの元・野良猫達との共同生活☆☆

猫の避妊手術の失敗例

2009-02-28 11:30:53 | 多頭飼いのいろいろ
この事実をUPするかどうか、3週間ほど迷いました。

一昨日、無事に退院の知らせを受け、やはり書くことにする。

猫を飼う方、TNR運動を行なう方に知っていて欲しい。

こんな手術の失敗が有ると言うこと。


昨年の夏、私が預かりをした仔猫の中の一匹で、

新しい飼い主さんの家で元気に暮らしていた猫が、

2月初めに避妊手術を受けました。

しかし術後の様子が普通ではなかった。

ご飯を食べない、お水も飲まない。トイレにも行かない。

ぐったりとしている。

すぐに病院に連れて行くが、その日は原因が分からなかった。

帰宅後、病院から電話が有り、

「尿管を縛った可能性があり」との連絡を受ける。

入院をして血液検査、造影検査を行なうが、

そうであるかどうかが分からない。

片方の腎臓に腫れが見られるため、開腹手術を行なう。

やはり尿管を縛っていたとのことでした。

その時には、腎臓はまだ機能しているようだったので、

腎臓は摘出せずに、そのままお腹を閉じる。

メス猫の避妊手術は卵巣、子宮の摘出を行いますが、

今回の手術の失敗とは、その処置の中において、

膀胱と腎臓を繋ぐ尿管を縛るという、

あってはならない医療ミスだったのです。

獣医も認めました。完全な手術の失敗です。

その2日後、腎臓は機能していないことが分かり、

1つの腎臓を摘出する。

避妊手術を行なった後、10日の間に2回も開腹手術を受けたのです。

3週間の入院生活です。猫にかかるストレスの大きさ、

飼い主さんの心配と怒りを想像をすると、

私も心配で、眠れない日が続きました。

とにかく無事に生きていて欲しい。

そればかりを祈っていました。


手術中に起きる事故で、麻酔の事故は知っていましたが、

今回のケースは初めて知る事。

驚きました。

病院を、医者をどう選ぶか。

とても難しいことです。

この経験を今後、どう生かしていくか。

私の行うTNR運動の中でも、術後の経過が悪く、

人知れず、死んだ猫もあったかもしれない。

ノラ猫の手術は、術後、長く経過を見ることはなく、

麻酔が完全に覚めた時点で、リリースします。

しかしそれで、本当に良いのかどうか。

人間の世界でも起こっている医療ミス。

どうしようも無いことなのでしょうか。



猫の保護活動をする人間として、獣医さんへお願いします。

猫をペットとして飼う人の気持ちになって下さい。

元はノラ猫です。高級な猫ではありません。

でも今は、人間の家族として暮らしている猫なのです。

ノラ仔猫を保護し、育て、新しい飼い主さんを探すことは、

優しい人達の愛情や労力、時間を多く使い、

猫達が幸せに暮らせる状態を、善意が作っているのです。

それを医者のあなたが壊さないで下さい。

あなたのミスで、沢山の涙を流した人がいたことを知って欲しい。



って言うか、

手術の失敗で猫が死んだ時は、

私はあなたの病院をネット上で公表するつもりでした。

私は怒っております。研修医に手術させるな!!!

と、最後は私らしく締めくくる。

医療ミスは、絶対に許せない。



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