この週末、八ヶ岳南麓はぐっと冷え込んで、清里方面では雪が積もりました。教室があるこのあたりの地域は、長く伸びる高根町内でも南ですので、雪も比較的少ないのですが、北からの冷たい風が通り抜ける場所でもあります。やっと春の訪れを感じたかと思ったのに、冷たい北風を感じると、なんだかまた冬に引き戻されたような気分・・・
それでもやってきた月曜日の朝は快晴で、窓から見える八ヶ岳や南アルプスの峰々はまた新しく雪化粧をし、美しい景色を見せています。春の花と緑と、そして遠くに見える雪のコントラストが素晴らしく、しばしモーニングタイムに癒しを与えてくれるようです
さて、先週は怒涛のように過ぎていきましたが、子どもたちは新しいスケジュールや講師にもすっかり馴染んだ様子で、元気に通って来てくれています。また暦を見るといよいよ今週で4月が終わるということで、英検対策クラスについてはマラソンで言うなら、ちょうど折り返し地点です。今回受験を考えている20名近くの子供達ですが、特に準2級の新中学生についてはまだまだ学習時間の確保と模擬試験に費やす時間が必要だと感じているので、秋受験に修正し、じっくり取り組んで行く方向です。
子どもたちは幼少時から成功体験が多いほど、自信を持った人間に成長するといいます。失敗が教訓になることはもちろんなのですが、成功体験が少なすぎると、失敗したことを修正し、次の行動に活かしてくためのモチベーションを保つことが難しくなります。「自分はできる」という自信から安心感や信頼が生まれ、自分がやろうと思うことをうまく進めていくことに役立ちます。
この教室ではおそらく、英検がこの成功体験を得ることができる絶好の機会だと思いますが、学習が不十分だとわかっていながら受験させることは、成功体験で得ることができる「自信」を摘み取ってしまうことになりかねません。従って、基本的には受験申込締め切り前に行う模擬試験で見通しがつかない場合は、進学など諸事情が絡む場合を除いては、受験を延期することもあります。
成功体験の積み重ね、それが失敗体験をしても次の成功へ導くカギになるのですから、ただやみくもに「数打ちゃ当たる」ではダメなのです。じっくり、しっかり、着実に、子どもたちの「自信の積み木」の土台をきちんと積んでいく、それが私たちの役目だと感じながら、また今週も元気にスタートします