The earthquake in NZ

　TVではニュージーランドのクライストチャーチ（以下NZとCHC)で起こった地震についての報道がずっとされていますが、とても衝撃を受けました。

　NZは私の第2の故郷、ともいうべき場所で、20代の前半から半ばまでの時期を過ごした国です。特に南島のCHCは、私のNZでの生活の出発点になった町で、とても思い出深い場所です。小さいけれど、荘厳な趣のある大聖堂や石造りの建物に調和するように、人々の生活がある、落ち着いた素敵な町を見て、「ここに住もう!」と決心しました。結局私は仕事の関係でそのさらに南のクイーンズタウンに居住することになりましたが、やはり原点であるCHCには特別な思いがあります。そのCHCの、大聖堂も、石造りの家々もみんな崩壊して無残な姿になっているのを見て、涙が止まりませんでした。

　そして一番心配だったのが、CHCに住む友人たちの安否。FACEBOOKを通してすぐに連絡すると、しばらくして別の友人から無事だとの連絡が。本当にほっとしました。その友人には、私の恩人でもある元旅行会社の所長や仕事仲間、一緒に生活をした友達などもいました。その友達はみんな避難して元気でいるとの話を聞いてほっとするのと同時に、まだ安否の分からない学生さんたちも地元の方たちもたくさんいるとのことで、とても胸が痛みます。

　　NZは日本と同じ地震大国でもあります。免震構造のパイオニアといわれるNZで、なぜあれだけの被害が出たのか…。今回崩壊した建物に関しては、構造上の欠陥があると、日本の専門家が指摘していました。鉄筋ビルにしてはあり得ない崩壊の仕方だということは、一目瞭然です。

　あの中にまだたくさんの命が救出を待っているのだと思うと、早く、一刻も早く助けてあげてほしいと、心から願わずにはいられません。