2023-9-23、山梨の部屋に第一弾荷物搬入でした。
23日土曜日は、雨降る中、神奈川を出発しましたが、山梨に入るとピーカン晴れでした。しかし夕方になると曇り、夜の間中、しとしとと雨が降り続けていましたね。
お部屋は驚くほど暖かく、一戸建てに比べるとコンクリートのマンションは、やはり機密性が高く、暖かいことを再確認しました。
目の前が森なので、人生で一番、自然の中にいると感じますね。
この日は、うっかりコーヒーを3杯も飲んでしまっていたので、寝付くことができず、夜中の2時に葛根湯を飲んで、ようやく眠ることができました。
あまりにも室内が暖かいため、網戸にしてうつらうつらとしていると、ベランダの向こうの赤松が、風にそよぎ、雨粒が落ちてゆく音にとても癒されました。
部屋の中は、色々と足りないものだらけですが、なんとか一晩寝ることができました😅
夕方ちょこっと牧場に寄って、プーちゃんのお尻周りを消毒しました。
すると尾骨の裏側のメラノーマが破裂して大きな穴が空いていることが確認できました。
※閲覧注意※
この傷には、簡単に💩が入り込みますし、ハエにとっては格好のパラダイスです。
さてさて、どうしたものか?
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24日、日曜日は、早朝、ベランダに猫脱走対策のネットを設置していました。牧場には、7:45頃、到着。
朝日が眩しい好天気。
「もうすぐ上がりますよ」、とのことで慌てて撮影しました。
プーさんの体力を鑑みて1時間の放牧と決めているようです。
スピくんもそれに付き合っていますので、お腹がぽっこり。。。🤣
やばい、今年間に合うか?ですが、乗りますよ。
スピくん、覚悟しぃや!
スピくんはマスクをつけていたので、最後、素顔の撮影をしました。
2023-9-24 Supi
先にスピくんの手入れをしました。申し訳ないけど時間が足りないので、手抜き手入れです。
裏掘り、ざっとブラシで埃を落としたら、足元のフケをゴムブラシで落とし、全身を雑巾で。
私は、けいくん は 施設(乗馬クラブ、牧場など)の恥 と思っていますので、ゴムブラシでふけを落とします。(前にも書いた僚馬、ダルタニヤンの足が反面教師)
スピはおかげさまで綺麗なあしをしています。ただ、もともと皮膚が弱いスピくんですから、長い間放置されると、あっというまにけいくんだらけになります。その小さな 芽 のうちに発見して清潔に保つことが大事です。
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問題のプーさんは、昨年の10月に札幌の会員さんが訪問して「ソフト競馬」の撮影をした後の手入れで、右後ろ繋ぎ部分から出血を確認以来、完治は遠く、今は右後ろだけでなく左後ろにまで拡大の一途。
元々の出血傷は、けいくんではなく、沼地熱 (Mud fever) だったのだろうと思います。速やかに抗生剤投与しなかったことで体内に菌が燻っているのかもしれません。
私からプーさんの会の代表には、「メラノーマの傷と足の傷からバイキンが入りやすい状態のため、抗生剤投与(経口)は続けるべき」と意見を言ってあります。最終的には牧場判断になりますが、治らない、拡大しているということは、何かが足りていない、ということでしょう。
さて、一番の問題の 尾骨の裏にできた大きな穴ですが。
手入れしているときに、プーさんがハエのターゲットになっていることに気づきました。みんなプーさんの尻周りに集まっています!虫避けスプレーは効きません!
おそらくメラノーマ腫瘍から垂れてくる黒い液体には、体内の漿液や、血液、感染に寄って起こる膿などが混ざっていたようで、ハエにはご馳走?人間には異様な匂いを発していましたが、今回は、いつもの匂いに戻っていました。排膿が減少したのは良かった!
ただ次の問題は、あの 穴の中に、なんと、ハエが入り込んでいるのです!
これでは産卵され、ウジが湧きますよっ!
そこでFacebookの読者さんならご存知でしょうが、私が世界中のメラノーマで苦しむ馬のオーナーさんとの意見交換のページで最近得た情報に基づいて、試してみることにしました。
すると、わさわさとたかっていたハエが一斉に消えましたし、抗生剤の機能からウイルスや菌の増殖をスローダウン、あるいは断ち切ることが期待できます。
この薬は、抗がん剤としても優秀で、高額な抗がん剤のように副作用もなく安全で安価な薬、といえば、お分かりでしょうか?
この薬は、抗がん剤としても優秀で、高額な抗がん剤のように副作用もなく安全で安価な薬、といえば、お分かりでしょうか?
次回、また様子を確認し、しばらく訪問つど、試したいと思います。
※どんなことを試したのか、手入れの様子は、FacebookでLive配信しました。
プーさんの世話をすると、メラノーマの匂いが体に染み付きます。
だから誰も手入れをしたがらないのでしょう。仕方ないことかなー。
三週間ぶりの訪問でしたが、後ろ足の繋ぎ部分は、こんなに酷くなったか、とがっかり。体の中から来てると思います。放置するとフレグモーネになりかねません。
足元がふけだらけで左後ろにまでびっしりとけいくんができているのは、ブラシをかけるとかさぶたが取れて出血するのが怖くて、手入れが足りなくなるのだと思います。(だからゴムベラブラシなんだけど。)
馬のケアには、限界がありません。それは人間も同じでしょうが、どこまでやるか、金銭的に、手間暇が見合うか。それは大きなハードルです。
今回試した「新しいこと」は、まずは、数回続けてみて、効果があるようであれば、「カバノアナタケ」の時のように公表します。
今の状態でカバノアナタケを使うとさらにメラノーマが破れ、大出血になる可能性がありますので、今は、増殖しようとするのを抑え、ハエが産卵することを防ぐことが、今、できること、と考えます。
11歳で命の危険に見舞われるほど劇症型のメラノーマに苦しみ、JRAによって大手術を乗り越えたプーちゃん。
18歳で廃馬とされ、その後、海外情報収集をしたこととそれを元に札幌のサポーターさんがカバノアナタケを持ってきてくれたことから始まった、命の戦い。
29歳となり、春の30歳を目指します。
メラノーマについて、「何もできることはない」、は「誤り」です。
オーナーの知識と覚悟で寿命は変わりますよ。