二頭のサラブレッドの幸福を願い奮闘する日々

スピ君とプーちゃんの様子について、またウマを取り巻く環境、時事問題などもつぶやいています。
#引退馬

【公開】2016-12-4 プーちゃんの<破裂>から1年たちました

2016-12-05 00:30:18 | 公開日記

昨年の12月4日に、尾骨下のメラノーマが破裂したプーちゃん。



排便、排尿が痛く、苦しいため、飲まず、喰わずとなりました。水分と繊維が摂取されないと、馬の腸は腐ってしまいます。少しずつ、水分と繊維を吸収してもらわないと。。。

毎日顔面蒼白で、いつ安楽死してあげるべきか、、現実のものとして考えていました。

この写真は12月6日。まだ生かすことが良いことなのか、悩んでいた頃です。獣医さんに毎日来て頂き、点滴、便の取りだしをして頂いていました。




状況が一変したのは、12月9日。最初の生牧草が5箱届きました。

飲まず、喰わずだったプーちゃんが、もしゃもしゃ青草を食べ始めました。

そして、ウンチもたくさん出すから痛いんだよ、とばかりに、一粒ずつ、排泄するという技を編み出しました。

ぴゅーっと水平に一粒飛び出すウンチは、幸せのウンチ。頻繁に、ぽろぽろと少しずつ排泄できるようになってから、状況は上向きました。

この頃、獣医さんの指導を受けて、肛門のすぐ手前の所のものだけ私も取り出すようにしていました。

プーちゃんは、へたくそな私がお尻に手をいれる時には、緊張し、食べるのを休みます。

意味をちゃんと理解してくれていますので、「おーしおーし」、と掛け声に合わせて、少しずつウンチを押し出してくれました。「とれたよー。たくさんとれたよー。」声をかけると安心して、もしゃもしゃ食べる。


夢中な日々を過ごしながら、おかげさまで年を越すことができ、元旦も美味しい生牧草をもしゃもしゃ食べて過ごしました。

元旦は、素晴らしい晴天に恵まれました。青空の下で一緒にもしゃもしゃしましたよ。


















この後、5月に小規模な破裂、出血があり、9月には食道脇のメラノーマが肥大して、首を上げられなくなってしまいましたが、なんとか克服、今は元気に過ごしています。

いつ、腫瘍が急激に肥大してしまうか、あるいは、体内で破裂してしまうか、予想することはできません。でも、最後の瞬間まで、ハッピーに過ごせるよう、これからもお世話してゆきます。


来年の元旦も青空の下で楽しく過ごせるといいね、プーちゃん。

いつも応援ありがとうございます。

芦毛メラノーマの治療に関する最新情報が日本語で発信されました。とうてい一般人が利用できるものではありませんが、簡素化され、普及してくれれば、助かる命が増えるでしょう。明るい未来を信じましょう。

http://www.jairs.jp/contents/w_news/2016/11/2.html

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2016年12月4日のおはようさん!

https://youtu.be/s-MrjgQ5e6A













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