山野草オタクの闇

山野草愛好家と言われる人々。野山の野草を愛し、自然を慈しむ心優しい人?  はたしてその実態は・・・

キバナノショウキラン ミズチドリ

2021年07月22日 | 花散策

7月20日 火曜日 晴れ

かねてから楽しみにしていた腐生ランを観察に行きましたが、時すでに遅し

すでに変わり果てた姿になっており、絶望感に打ちひしがれてしまいました

今年は最高に楽しみにしていたもう一つの腐生ランも花の時期を逸してしまい本当に残念無念

なぜ例年より10日も早く咲くのでしょうか?

 

絶望感で頭が真っ白になってしまいましたが、このまま帰宅するのもしゃくなので、自生地まわりを慣行する事に

まず、ケミヤマナミキ

もう終盤にさしかかり、花が残っていたのは一株だけ

環境省絶滅危惧ⅠB類の希少な植物

葉や葉柄、茎に毛が多い

 

こいつは、4回も開花を確認に来ましたが、いっこうに花が咲かない

やはり本物のクロムヨウランのようです

開花するクロムヨウランはトサノクロムヨウランとして区別され、本物は閉鎖花のまま自家受粉で結実する

根本にキノコが出ていたが、これは共生菌ではなく、落ち枝に生えているシロホウライタケのようだ

クロムヨウランはベニタケ科の外生共生菌をだまし、一方的に炭素を奪い取り何も与えない

 

偶然出会ったキバナノショウキラン

ラッキーでした

環境省絶滅危惧ⅠB類

ピンクの可愛いショウキランのように訪花昆虫を惹きつける事ができないため、自家受粉が主体と推測される

 

果実は派手で目立つが、花は超地味

 

こいつは私が自生地を訪れるとほとんどの場合、つぼみか花が終了している

今回はギリギリセーフ

わずか数株だけ花が残っていた

 

6年前に見つけたツチアケビの自生地に行ってみると、相変わらず花を咲かせていてうれしかった

 

道端に生えているハクウンラン

今年も健在でした

 

草地では、ノハナショウブの群生

周りの景色も相まっていい雰囲気だぁ~

 

ミズチドリも元気に花を咲かせていた

 

あまり好きではないが、風景が良い場所に咲いていたので撮影

 

山道に戻り散策を続ける

今年の初ヤマジオウ

可愛い(*'▽')

 

こんな小さな花もがんばって撮影したよ(^^♪

 

帰りの登山道で見かけたイチゴ類

小さなコジキイチゴに見えたが、赤い繊毛ではなく、黒っぽい毛が生えている

私の知らないキイチゴ類か?

 

変わり果てた姿になっていった本命の腐生ラン

あぁ~あ 来年はきれいな花を見られるかな?

終わり(^^)/