花巻このごろ・ブログ編

花巻・奥州街道一里塚その他の何気ないテーマでの談話を目指したい

多田等観展に行って

2005年06月28日 10時15分01秒 | Weblog
 6月26日多田等観展に行ってきた。「釈迦牟尼世尊絵伝」合計で25枚の絵があった。細密に描かれていて、さすがと思った。チベットの信仰心の深さには感心させられた。しかし、ストーリーとしては最後には釈迦も死ぬ。彼の人生の途中の怪獣や魔神たちとの戦いは何だったのだろうという気もした。孫悟空が金斗雲とかで空を高速で飛んでも釈迦の手のひらから抜けることが無かったそうだが、それだけの能力のある釈迦も死からは逃れられなかったわけだ。
 最近94歳の母の看護に病院に行くが、周りも同じ程度の年齢だろう。同室6人の中ではむしろ母が一番しっかりしているような気がする。食事のときは起き上がりゆっくりではあるがある程度は食べる。寝たきりで人工的に栄養分を補給してもらっている人もいる。
 看護師は忙しそうに動き回っている。
 ケア施設の関係者がしょっちゅう出入している。
ターミナルケアというのだろうか。どう対処すればいいのか、皆戸惑っているような気のする環境だ。

中国は虎の尾を踏んだのか

2005年06月22日 08時23分13秒 | Weblog
 最近のTime magazine で目に付くのは、中国関係の記事だ。それはある意味で当然だろう。しかし、最近とみに中国に遠慮しない内容になってきている。例えば、6月13日号で故毛主席の評伝の書評が載っている。書評なので、詳細は分からないが、その本によると、毛沢東は日本の侵入をむしろ喜んだそうだ。彼は、スターリン及び日本と3者で中国を分割しようとしたそうだ。また、資金稼ぎのために、アヘンを栽培した、等々。他にも同じ号に中国のfake商品(にせもの)のバッコを記述している。 
 どうしてこのような記事の氾濫が生じたのだろうか。単なる偶然か。というより、私は中国が虎の尾を踏んだのではないかと思う。
 虎の尾はナンだろう。
 経済のプレゼンスが大きくなったことだろうか、それともfake商品の目に余る横行だろうか。
そうではない、私は中国指導者の非論理的な言動が西洋の知識層の嫌悪観を引き出してしまったのだろうと思う。これは長い期間にわたる中国の重荷になるだろう。
 一番典型的なものは、日本が国連常任理事国になることへの、中国の反対の言動だ。その非論理性と謙譲のなさ。
 虎の尾は世界の知性と論理だ。


コナラについて

2005年06月19日 08時14分00秒 | Weblog
 庭に、小楢の木が4本ある。十年ほど前に植えたものだ。将来どんぐりが実ったらリスを呼んで食べさせようという魂胆だった。そのほかにもブナを1本植えた。ようやく2年ほど前から、1本の小楢にどんぐりが実りだした。ところがあとの4本には全く実る気配が無い。樹高はどれも同じようだが。前に何かの本でブナ類は20年ぐらいしなければ、実らないと書いてあったようなきもするので、今ここで断定することは出来ないが、とにかく充分に実らなければ、リスは呼べない。もっとも、ひとつがいのりすに、何本ぐらいのどんぐりの成木が必要なのかもわかっていないが。
 昨日今日と小雨が降りあまりはれやかな天気ではない。

同期会について(中学卒後50年)

2005年06月16日 08時54分19秒 | Weblog
6月11日花巻温泉で中学校の卒業後50年ということで、集まった。
130人ほど出席したらしい。そのときの話で、同期約480人の者のうち、なくなったものが54人ほどで、他に比し多いのではないかという話になった。自分はそれ程多いほうとは思わなかったが、どうだろう。ちなみに、理科年表(2003年)によると、1940年(昭和15年)に生まれた男性は1,084千人、女性は1,032千人、合わせて2,116千人になるが。同じく同年表によると、2000年(平成12年)に年齢が55から59歳までの5年次にわたる人の総数が8,699千人だそうだ。その数の5分の1が1940年に生まれたとすると、1,739千人である。全くの単純計算だが、2,116千人から1,739千人差し引いた377千人が死んだとする。日本全体の同年次の者の死亡率(平成12年)は377割る2,116イコール17.8%だったが、平成17年の我々の同期の者の死亡率は54割る480イコール11.3%ということになる。生まれてから中学を卒業する時期までに既に死亡した者もかなりあるだろうから、今の計算だけでは、多いか少ないか、断言は出来ないがそんな計算もあるということ。