梅雨入りしましたね。
今朝も、雨。
4年前、夫を5月に亡くして、すぐに訪れた梅雨の季節。
その頃、夫の友人から、「梅雨の季節は、余計に心がふさぎ、辛いはず、、」
そんな手紙を頂いたけど。
そうでもなかったの。
季節や気候なんかに、左右されるような精神状態でなかったし。
晴れていようが、雨が降ろうが、悲しみの底にいる私には、関係なかったの。
でもね、年を経て思ったのは、悲しみに沈んだ時は、むしろ梅雨ってありがたいって。
澄みきった青空ほど、悲しくて切ないものは、ないから。
雨が降っていれば、全て、雨を言い訳に、家に引きこもることもできるし。
雨が降っていれば、人通りも少なく、お買い物にも行きやすいし。
4年経った今でも、まだ、雨の日は、心が落ち着く。
心は、雨に共鳴するの。
夫が生きてた頃は、梅雨明けが待ち遠しかったけど。
今は、梅雨入りが、待ち遠しく。
来年は、梅雨明けを待ち望む、向こう側の人間に、なれたらいいけど。