夫が亡くなる前、
「(自分が死んだ後)どうしても辛かったら、お義母さんの所へいけ。」って、そう言われたの。
その時は、そうしようと思ってた。
母に会えば癒されるはずだと。
でも、夫が亡くなって、母の存在は、私にとって意味がなかったの。
母の存在に癒されることなんて、なかった。
電話で話をしても、夫(父)の死後20年以上経った母には、私の悲しみなど理解できないように思えて。
共感を得ることなんて、何一つなく。
母の、私への慰めの言葉は、逆に私を傷付けたの。
今はそういうわだかまりは、なくなったけど。
母と暮らそうか、と考えることもある。
私も母も一人だから。
でもね、怖いのは共依存。
母は私に依存する、それはまだいい。
でも、私が母に依存してしまうのが、怖い。
数年後に、母が亡くなったら、私はまた孤独感に苦しむことになるから。
さすがに、夫を亡くしたときの感情とは別物だとはおもうけど。
一月に一度、訪れる位がちょうどいいみたい。
母は惚けはじめてはいるけど、まだちゃんと生活はできてるから。
それは有難い事ね。
そのうち、老々介護になっちゃうのかな。