久し振りに食った美味い海鮮料理

2014年02月21日 18時30分31秒 | 食う

夜間作業のため高松港の目と鼻の先にある女木島に泊り、美味い海鮮料理に出会った。サザエ・鯛の刺身、青ナマコの柚子酢つけ、イカ・エビ・野菜の天婦羅などなど、女木島で獲れた新鮮な魚介類をネタに素材の味を生かした絶品だった。「ナマコが大好きだ。」とか「”茶ブリ”というナマコの調理方法があるらしいが、どの位の時間お茶に浸せば良いのか解らない。」と同僚達と話していたら、大将が冷凍庫から赤ナマコを取り出し茶ブリを実演した上でサービスとして出してくれた。海水の塩味だけだったが、これまた絶品。急に大将が、良い人に思えてきた。

女木島には4軒の宿泊所があるが、夏季以外に営業していたのは1軒の民宿だけ。その民宿の息子が7年前から営む和食屋「鬼旬(きしゅん)」で、宿の夕食としていた。民宿から歩いても数分の所なのだが女将さんの車にて送り迎えで、車幅ギリギリの道をアクロバット的にスイスイと曲がり楽しませてくれた。料理屋か民家か遠くからは判別し難いが、店内は落ち着いた和風の吹き抜けでL字カウンターのみ。10人も座れば、満席となる。「シンガーソングライターの加藤登紀子もクルーザーで食事に訪れ、一緒に写真を撮ったんですよ。」と言いながら大将がスマホを取り出し、自慢げに見せてくれた。

 

「瀬戸内芸術祭2013の開催中は、さぞ混雑したのでは?」と聞くと、「混雑したらお客様に迷惑なので、店を閉めていた。」とのこと。ニコヤカな女将さんとは対照的に、大将は変り者かも知れない。だが作り出された料理は、本物だった。ぜひリピーターとなり再訪したい。「因みに、夕食程度をランチで注文したら、如何ほどでしょうか?」と民宿で聞くと、「3千円もあれば、食べれるのでないか。」との返答。一寸高いが、価値は有ると一人納得する。


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