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花日和 Hana-biyori

男と女では、求めている物語が違う

いま、女性に商品を売りたい人向けのマーケティングの本を読んでいるんですが、「男性と女性では求めている物語が違う」という説明が興味深かったです。

どう違うかといえば、男性は自分のレベルがどんどん上がっていく英雄譚を好み、女性は「本来の自分を取り戻す」ストーリーを好むとのこと。

そう言われてみると、ジャンプ漫画はほとんどそういう、修行してどんどん強くなる敵を倒していく話が多いなと。また、主人公が男性だと、冒険に出掛けて、仲間とともにひとつの目的を果たして元の場所に帰ってくるという話になるけれど、女性が主人公の場合は、元の場所に帰らなくていいのだそうです。

例えばシンデレラ。本当の自分は虐げられてこき使われる存在ではなく、王宮のお姫様であり、今の私は本来の私じゃないという気持ちが根本にあるとのこと。

だから、本来の自分(お姫様)になれればもう元の場所に戻る必要はない、むしろ邪魔する敵は元の場所に引き戻そうとする勢力だというのです。うーん、言われてみればアナ雪とか、腑に落ちる面があります。

あ、だから、女性に売りたいときは性能を細かく伝えることや、悩んでいそうなこと(肥満など)を直接言ってはいけないそうで。一瞬で変われる魔法のような、「ときめき」や、「それを手に入れたときの感情」を示してあげるのがいいそうです。

もちろん、女が、男が、すべてそうだと決めつけたいわけではなく、あくまでお客様の性別による傾向を分析したものだと説明しています。

だから、こういうアプローチが有効ですよーってことなのですが、実践するのは難しそう。ただ、こういう基本を押さえておくと、間違いを犯しにくいかもしれません。

なんのために?ってはなしですが。
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