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絵本「やこうれっしゃ」

2012-03-13 23:50:40 | ほんとかてれびとか
先日のこの記事のタイトルに使ったのは、絵本の「やこうれっしゃ」

子供の頃に行っていた、公文式の教室に置いてあって、採点待ちの時によく読んだものだ。
大人になってからも気になっていたのだが、あるとき題名が(そのものズバリ)「やこうれっしゃ」と言う事を知って、通販で手に入れたのだ。
ちなみに買ったのはAmazonではなく、一時期阪急電鉄の売店でやっていた「おとりおきサービス」という通販。

表紙がEF58の引く旧客の夜行列車、という時点でかなり「鉄分」が濃い。
中のタイトルに「金沢-上野」というサボの絵が描いてあるので、往年の急行「能登」あたりか。

最初のページは上野駅の広小路口中央改札。
地平ホームには「ひばり」と思しき絵入りヘッドマークを掲げた485系が止まっている。
昭和50年代中盤くらいか。(奥付には1980年発行、とある)

絵本は、列車の進行に従って編成の後方から車内の乗客の様子を描いて行っている。
こんな感じ。(別窓で開きます。あまりホイホイ出してもアレなので、これだけでご勘弁を)
ページが進むにつれて、夜も更けて、朝になり、列車は雪の中を走る。
寝ていた乗客達も起き出して列車は終点の金沢駅に到着。
(地平ホームの時の金沢はうすらぼんやりとしか印象にないが‥「能登半島」の看板がある)
説明文は特に無し。子供に読んで聞かせる時には色々出来そうだ。
例えば「このおじさんは、車掌さんとなにを話してるのかな?」みたいな感じで。

車内の描写も素朴ながらもなかなか細かい。
普通車あり、グリーン車あり、A寝台B寝台‥と勢揃い。
先頭に立つのはEF58の上越形。金沢まで牽引しているが‥まあ細かい事はいいんだよ!という事だ。
(絵としてもEF81よりもサマになってるからね。途中で「カマ替え」するのも説明が必要になるだろうし)
思わずKATOの10系「能登」セットが欲しくなる(苦笑)。

さて。
その「やこうれっしゃ」もほとんど消えてしまう。
「能登」の設定は、春以降は無くなってしまったようだ。一応「全くの廃止」というわけでも(建前上は)無いようだが‥
ちなみにこの手の情報が早いのは、マスコミよりも労組のHPだったりする事も。
「日本海の臨時格下げで、ELの運転技術継承はどうなるのか」という申し入れとかもしていたりするようだ。


「カシオペア」や「トワイライトエクスプレス」も悪くはないのだろうが‥


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2 コメント

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Unknown (sherpa_kl250)
2012-03-16 22:09:04
ああ、この中身、ワタクシも見覚えあります。
ページを開く度に車内を探検しているようで、
ワクワクした記憶があります。

こうした「移動手段」としての夜行列車は
もはや絶滅寸前ですね。
いずれ、
「かつて、列車内にベッドのある車両があった」
なんて語る時代がくるかもしれませんね。
sherpa_kl250さん (han9_ensen)
2012-03-17 00:47:39
今見てもワクワクします(笑)

移動手段としては、考えてみれば新幹線とかもあるわけですし、そもそも「田舎に行く(帰省)」という用事自体減っているわけですからねえ‥

昭和50年代なら、親が田舎の出身で、夏冬に親子で帰省していたのが、子供が大人になった頃には、帰省するにも、田舎にじいちゃんばあちゃんはもういない‥なんて感じですから。
(私みたいに親が田舎へUターンして、という話でもあれば別でしょうが)