監督:チョ・ギュジャン(2018年公開)
出演:イ・ソンミン、キム・サンホ、チン・ギョン、クァク・シヤン
団地の中庭で若い女性が撲殺される事件が起こる。夜中の出来事とはいえ四方を団地が囲んでいるため、警察は目撃者探しの聞き込みを始めるが、団地の時価が下がることを恐れた住人たちは、結託して警察への協力を拒む。その中には殺人の目撃者がいた…。
君子危うきに近寄らず。私はこのタイプの人間で、他人のトラブルには巻き込まれないようにしてきたんですが、この映画を見て、我関せずの態度が不幸をさらに広げることになる、ということに気づかされました。。
主人公は殺人を目撃しながら、自分や家族に危害が及ぶことを避けるため、通報せずに黙ってしまいます。が、犯人を野放しにしたことで第二、第三の事件が起き、最終的には家族も巻き込まれる事態にー。もっと早く通報していれば…と思ってしまう展開。。
ストーリーは若干ご都合主義なところがあったり、警察も「ちょっとどうよ…」と思うくらい抜けてたりするんですが(汗)主題は「見て見ぬ振りや、知っているのに黙っていると、新たな被害者を生む可能性がある」ということだと思うので、それは十分に伝わりました。序盤はホラーかと思うくらい怖いし、見応えのある映画です。