
出演:パク・ソジュン、ファンウ・スルヘ、チェ・ウソク、チョン・スヨン
演出:イ・ジェジン 脚本:オ・ヘラン 制作:2013年
[5段階評価:★★★★]
高校の実験室で起こった爆発事故により、昏睡状態で眠り続けた女生徒が16年ぶりに目を覚ます。その事故では物理教師が亡くなっていた。事故前の記憶しかない女生徒アミには当時ヨンギョンという恋人がいたはずなのに、同級生たちは「ヨンギョンなんて知らない」と言う。記憶が曖昧なアミに「一緒にヨンギョンを探そう」と謎の青年が声をかけた。
1時間ちょっとのミニドラマなんですが、短時間ながらよく作られてるなぁと思いました。ヨンギョンはなぜいなくなってしまったのか?謎の青年は誰なのか?というミステリーを軸に進んでいくんですが、主役の2人がとっても前向きで素直なので、明るい青春物語にもなっています。目覚めたら33歳で、両親は眠ってる間に他界して頼る人もなく、それでも前向きなチェ・アミを、ファンウ・スルヘさんがとってもカワイく演じていました。
(↑)事故のシーン。17歳にしか見えない!
もう一人の主役、謎の青年ヒムチャンを演じたパク・ソジュンは、これが初主演作品だったらしい。パク・ソジュンって本当にいい役者さんですよねぇ。コメディとシリアスのバランスがとにかく絶妙。
『30だけど17です』の元ネタかしら?と思える似たようなエピソードがあって、例えば、24歳のヒムチャンに対して33歳だけど17歳のアミが「アジョシ(おじさん)」と呼んだり、現実を受け入れて前向きに生きようとするところなんかはかなりダブリました。『30だけど17です』が好きな方だったら十分に楽しめると思います!