格差社会はロクな社会にならない

年収200万円以下、1千万人超える　民間給与統計(朝日新聞) - goo ニュース

生活保護世帯、6年連続で過去最高を更新(読売新聞) - goo ニュース

最初に格差社会は否定するが、何も資本主義経済を否定するわけではないと断っておく。
給料が年間200万円以下ということはこの日本では日常生活だけで精一杯で、貯蓄など将来に向けての余裕がないだろう。
そんな状態で収入の道を絶たれたら、生活保護に頼らざるを得ない。

世の中には「金持ち高齢者」の光の部分にスポットを当てたがるが、高齢者世帯の生活保護の伸びが全体を押し上げている現実がある。
憶測の域を出ないが、高齢者世帯の生活保護受給増加の背景には今までなら出していた息子・娘からの仕送りも減ったのではないかと考えられる。
(年収300万円から1,000万円までの割合が低下していることから)

格差社会がこのまま広がるとさらに生活保護を受けるのではないかと思う。
言うまでもなく、財源は税金であり、生活保護で国家財政を圧迫しかねない。
そうすると最後には富裕層のみに税金がかかるという事態も考えられる。

ここは正規雇用を中心とした雇用体制にして格差社会を食い止めなければ、将来とんでもない国になるのではないかと思う。