JR東海が突然、中央リニア新幹線(?)の発表を行ったのは○月○日のこと。
1997年から山梨実験場で試験的にはじまったリニアカー、400㌔が出た、500㌔が出たと紙面に載ってはいたし、一時、途中駅の選定にからむ政治的な思惑なども報道はしていたが、それも忘れかけていたころだったので唐突に聞こえた。
「2027年に品川―名古屋間を47分で運行、2045年には東京―大阪間を67分で結ぶ。途中下車駅は「品川、相模原、甲府、飯田、中津川、名古屋。2014年から着手する。」
最後に「これにかかる全費用はJR東海が負担する」と言い切った。
新幹線のドル箱JR東海、さすがやるなと思った。
一方、主に技術的な視点から異を唱える人たちもいる。
例えば、南アルプスの岩盤を長いトンネルのために掘削するのは可能か、勾配は30/1000以内に抑えるのが安全だが40/1000はかなりきつい。何より電気が切れた場合はどうなるのか等々。
何より、人口減少の将来、果たしてこれ以上の輸送手段は必要なのか、投資費用は取り返せるのか、というもの。
そこで折衷案ではないが、現在、限界に達している山陽新幹線をさらに技術アップしたり、浜松、名古屋間をもう少し山側に移設したりというリニューアル案もあると聞く。
「技術的には○○キロまで可能」というのと、「乗り入れや利用しやすさ、交通ネットの便利さなど、現実にマッチするかどうかは別物。
そのよい例がコンコルド。マッハ2.04で、未来の乗り物、NY、パリ間が○時間と鳴り物入りだったが、乗客100人、高額、長距離は不可という条件下で細々と空を飛んでいたがついに何年か前に消えてしまった。
果たしてあの巨額の投資はどうなったのだろか。
もう無理ではないか、ここで止めておこうとはならず、「始めたからには止められない」(前の戦争も、原子力問題も同じ根っこ)と、勝つ見込みがないのに突き進む、、、それを皮肉をこめて「コンコルドの誤謬」と言う。
果たして、リニアはどうなるだろうか、
情報公開と地元説明などしっかりしたらいかがだろうか。
************
*正確には、リニアモーターとは言わず、磁気浮上式、と呼ぶ。
1997年から山梨実験場で試験的にはじまったリニアカー、400㌔が出た、500㌔が出たと紙面に載ってはいたし、一時、途中駅の選定にからむ政治的な思惑なども報道はしていたが、それも忘れかけていたころだったので唐突に聞こえた。
「2027年に品川―名古屋間を47分で運行、2045年には東京―大阪間を67分で結ぶ。途中下車駅は「品川、相模原、甲府、飯田、中津川、名古屋。2014年から着手する。」
最後に「これにかかる全費用はJR東海が負担する」と言い切った。
新幹線のドル箱JR東海、さすがやるなと思った。
一方、主に技術的な視点から異を唱える人たちもいる。
例えば、南アルプスの岩盤を長いトンネルのために掘削するのは可能か、勾配は30/1000以内に抑えるのが安全だが40/1000はかなりきつい。何より電気が切れた場合はどうなるのか等々。
何より、人口減少の将来、果たしてこれ以上の輸送手段は必要なのか、投資費用は取り返せるのか、というもの。
そこで折衷案ではないが、現在、限界に達している山陽新幹線をさらに技術アップしたり、浜松、名古屋間をもう少し山側に移設したりというリニューアル案もあると聞く。
「技術的には○○キロまで可能」というのと、「乗り入れや利用しやすさ、交通ネットの便利さなど、現実にマッチするかどうかは別物。
そのよい例がコンコルド。マッハ2.04で、未来の乗り物、NY、パリ間が○時間と鳴り物入りだったが、乗客100人、高額、長距離は不可という条件下で細々と空を飛んでいたがついに何年か前に消えてしまった。
果たしてあの巨額の投資はどうなったのだろか。
もう無理ではないか、ここで止めておこうとはならず、「始めたからには止められない」(前の戦争も、原子力問題も同じ根っこ)と、勝つ見込みがないのに突き進む、、、それを皮肉をこめて「コンコルドの誤謬」と言う。
果たして、リニアはどうなるだろうか、
情報公開と地元説明などしっかりしたらいかがだろうか。
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*正確には、リニアモーターとは言わず、磁気浮上式、と呼ぶ。