Rock it!

今日は「廃墟に咲く花」大阪公演の初日です。きっと素晴らしい幕開けだったと思います。

東京では、昨日に引き続き、Rock系ステップの練習です。今日の稽古場はやたら暑い。暖房をつけてないのに。狭いわけでもないし。だんだん息苦しくなってきたのはステップが難しいせいではなさそう。窓はあるけれども開かない構造。ドアを開放しても、改善されず。空気がどんどんよどんで行きます。

いかん、いかん、部屋の換気の悪さで気分がよどむとどんどんステップも難しいと感じてきてしまう。空調は送風にセットしてもらい、換気扇を回して、そして忍耐をもって続けます。

TommyがRockのステップを指導してくれていますが、彼は気持ちの持ちようをみんんなに伝えてくれて、形よりも踊りのspiritを伝えてくれます。それだから、このチャレンジなステップと部屋の環境にも関わらず、みな確実にモノにしていっています。

House and Rock

「廃墟に咲く花」大阪公演は明日オープンと迫りました。我々東京キャストもスタッフもいよいよ迫り来る実感です。
土曜から手がけ始めた、新しいダンスナンバーは今までとだいぶ色合いが違います。なんでも、ハウス系とロック系の踊りがミックスされているとか。裏方の私にはうーん、なんだか凄い動きだと感心しているだけなのですが、踊る方にはかなりチャレンジなナンバーのようです。
しかも、通信教育方式で映像だけをたよりに稽古をしますから。今回は解説もありません。でも、やるしかない。完成させるには果てしない道のりのように見えます。呆然とします。でもこういうときには、蟻から学ぶ。そう、少しずつでも確実に先に進んでいくことが大事であります。難しそうです。私は見ていることしかできません。でも、みんなならできるって思いながらです。
幸いハウス系とロック系にそれぞれ明るいメンバーがおり、彼らの指導でひとつひとつステップを覚えていきます。どうやら、踊るときに使う筋肉も違うようで、普段痛くならないところが筋肉痛だそうです。
いやはや、あっと言う間に稽古時間がすぎて行きました。でも、着実に進歩しています。彼らの忠実な態度を称えたいと思います。

さあ、明日の夜に大阪公演が幕開けです。ぜひ、お近くの方、観にいって下さい。大阪ビジネスパークの円形ホールで18時からです。29日まで上演中です。私も早く見たくってわくわくしております。

焼き方にも個性が

我々の稽古はまるで通信教育かのように、大阪からＤＶＤで振付の映像が来て、それを見ながら覚え、こちらで踊ったものを撮影してコメントをもらい、また直すというやり方で稽古しています。総勢13人がかたまって踊っているとあらがみえにくいのではと、今日の稽古では少人数のグループに分かれて踊ったものを撮影しようということになりました。グループ分けはどうするか？「血液型別にしよう！」「じゃ、Ａ型の人・・・、Ｂ型の人・・・、Ｃ型の人・・・」「えっ？」「じゃなくて、Ｏ型の人・・・、ＡＢ型の人・・・」ほう、そうかこの人がという意外な人もいれば、うーん納得という人もおり、もんじゃやお好み焼きの焼き方でも個性が出る。人間って多面的なのですね。稽古場ではこんな顔、食べているときはあんな顔。語らうほど、知り合うほど、一緒にいる時間が多いほど互いにいろいろなところが見えてほんとに面白いです。

親睦は鉄板焼きで

東京の軍隊メンバーの稽古は中日が過ぎました。ＤＶＤで送られてくるダンスナンバーの振付を忠実に覚えてきました。今日の稽古も振り固め、軍隊だから揃えることに意識を集中します。どの国の軍隊でもびしっとしているのが特徴ですから、踊るときにも集中力と緊張感が必要とされます。そういうダンスナンバーの中に1曲だけ軽快なナンバーがありますが、音楽は軽快でも、踊ると結構きつい、マッスルなんとかみたいなダンスがあります。見てのお楽しみに。
さて、ここらで親睦会をしようと稽古後に駅前の鉄板焼き屋さんへ行きました。メンバーの一人の紹介の店です。いろいろな種類のお好み焼き、たこ焼き、もんじゃ焼きなどがあります。たっぷり稽古した後だからおなかすいたー！早く食べたいものだから焦って油をひくのを忘れてこびりついてしまったり、結構焼き方が難しい。もんじゃ焼きが運ばれてきたときは、どうしたらいいのか分からずボーゼンとしていたら、お店の人が焼いてくださいました。しかし、広島風お好み焼きならお任せと言うJの手さばきも見事であります。たこ焼屋でバイトしていたというAがたこ焼をひっくり返す動きもすごいです。そのような経験のない者もチャレンジしましたが大胆な焼き方をしています。こういうところで性格が見えます。
つづく

顔合せ

朝早くに大阪をでて、SUGERメンバーと演出の森健太郎が東京にやってきました。東京のメインキャストである、山本栄治さん、松田一輝さん、梓未來さんと顔合わせするためです。

演劇業界では、稽古を始める前にキャストと関係者が一同に集まり、これからよろしくお願いしますと挨拶することを「顔合わせ」といいます。普通顔合わせの後に「本読み」といって、台本を読み合わせる稽古をします。そのときに作家や演出家が作品の意図やねらいを説明します。しかし今日の顔合わせは簡易版とでもいいましょうか、一部のスタッフとキャストだけが集まり、本読みはしませんでした。でも、互いに初めて会ったのに、あっと言う間に打ち解けて和やかな雰囲気でした。同じ時間と空間を共有することによって、心が通じ合うのですね。東京公演も素晴らしくなると予感できる瞬間でした。

あらたにメンバーが加わって13名の部隊に

１３日から軍隊メンバーが７人加わり総勢１３人となりました。稽古２日目にしてすぐに覚えてしまったダンスナンバーを先輩たち６人が後輩たちに教えます。
しかしnew membersはすぐに覚えてしまいました。それにしても総勢１３人で踊ると迫力あります！

それじゃあ次のダンスナンバーを習得にかかろうと。これまでのはどちらかと言えばコミカル系のダンスでしたが次のは言わば体育会系のダンスというよりはエキササイス。「結構キツーイ」と声があがる。

みんな汗びっしょりになって体力も消耗してそうだから、本日の稽古はこれで終了。「お疲れさまー」片付け始めた私に「この稽古場何時まで使えますか？」先輩たちはすかさずもう1つの新しいダンスナンバーを研究しはじめて後輩たちは反省会。アツーイ。

早くも1曲振り固め

今日は稽古日2日目ですが、みなさんやる気満々。「今日で振りを固めようー」の呼びかけに応えてくれました。

最初からすごい集中力で踊るわ、踊るわ！「よーし、ループだー」と声をかけたスタッフ、すぐさまそれに応えるguys.　音楽がノンストップで繰り返され「倒れるまで踊る」という勢いでした。稽古日2日目にしてほんとに倒れてしまっては困るなあというスタッフの不安を察したのか、ほどほどでやめてくれました。でも振りはばっちり固まりました。

「あー、ダンスって楽しいなー」という声があがって、みんな共感。踊ってない私も共感。今夜もさわやかな汗をかき、和気藹々と稽古場を後にするのであった。

ＰＳ：このときメンバーの一人がデジカメ動画で撮影した画像をいつか公開したいです。

「廃墟に咲く花」のプレリュードは携帯小説で

東京では初演の「廃墟に咲く花」ですが、どんなお話かご存知でしょうか？
チラシに書いてあることをそのまま書きます。

「そう遠くない未来のお話。この国に一発のミサイルが落ち、数百人の命を奪った。その日からこの国の未来は一変する。国民の圧倒的支持のもと施行された徴兵制。それは平凡な日常を送っていた若者すべてを戦場に駆り出すこととなる。しがない酒屋の後継ぎ、秀人にもそれは例外なく届き、訓練所に送られる。そこで再会する旧友の勇気、そして一癖ある第１３班の面々…。彼らは地獄のような訓練の日々の中、時には喧嘩し、時には助け合い、徐々にその絆を深めて行く。
そんな彼らが向かった先はゲームではないリアルな戦場。そこで彼らは生きる為に戦うことを要求されるのであった・・・」

そうなんです、ある国のある若者たちが戦争に行くお話なのです。この若者たちを演じるのがSUGERのメンバーです。秀人（ヒデト）、勇気（ユウキ）、弘人（ヒロト）、美慎（ビシン）、慎矢（シンヤ）、五貴（イツキ）というメンバーそのまんまの名前が役名となっています。

舞台を観る前にぜひ読んでいただきたいのが、SUGERxForestの携帯小説です。このお話のプレリュードとして、戦場に行く前の６人それぞれのお話が書いてあります。これらのエピソードは舞台にはでてきません。だから読んでおけば舞台がもっと楽しめる、奥行きができる、登場人物に感情移入できるなどなどの効能があります。ただいま掲載中なのは「秀人編」、高校を卒業したあと実家の酒屋で働く跡継ぎ息子の秀人ってどんな人物なのか・・・読んでみてくださいね。

http://www.suger-love.jp

東京稽古初日

本日18時より、都内某所にて「廃墟に咲く花」の稽古が始まりました。と、言っても昨日のブログにあるとおり、ダンスシーンのみを稽古します。
まずは、出演者がそれぞれ自己紹介、互いを知り合うことは大切ですよね。そして、今回再々演の「廃墟に咲く花」の内容の説明がありました。実は今日ここに集まってくれた彼らはこの作品の内容をあまりよく知らずに出演を承諾してくださったのです。台本を渡したのも今日でした。プロデューサーに声をかけられ、二つ返事で出演をしてくれることになった彼らに感謝です。
そしてさっそく振り付けを覚えるため、大阪かから送られたDVDを見ました。テレビのモニターにつなげるつもりでいたのですが、ジャックを持ってこなっかったため、ポータブルDVDの小さな画面をみんなで囲んで何度も見ながら踊っていきます。今日練習したナンバーは、SUGERメンバーの弘人が振り付けしたもの。大阪の稽古場でSUGERに踊ってもらい、それを録画して送ってもらったのです。振りを覚えやすいように解説付きゆっくり踊ってるバージョンまであって感謝感激。しかし、なんと1時間ほどでみんな振りを覚えてしまいました。稽古場は21時半まで借りていたのですが、1時間ほど早めに今日の稽古は終了。
演出かも振付師も不在の自主稽古的な稽古だったのに、始めてあった面々だったのに、すぐに意気投合し、協力し合って稽古に励んだキャストたち。初日からいい雰囲気で始められて、感謝ですー。

東京稽古 via 大阪

明日から東京でも稽古が始まります。　えっ、大阪公演が11月27日からだというのにキャストが大阪から東京に来て稽古ですって？　いいえ、違います。主演のSUGERメンバーは大阪と東京の両方に出演しますが、他のキャストは大阪キャストと東京キャストがいるのです。東京キャストのうちアンサンブルの面々が集まってダンスを中心とする稽古を行います。東京の公演のために新しいシーンやダンスが増えているので、大阪の稽古場を撮影したDVDが随時東京に届きます。それを見て東京キャストが稽古していくというわけです。振りを覚えたら東京の稽古場を録画して今度は大阪に送ります。このような形で大阪と東京でやり取りしていくうちに次第に互いの心がひとつになっていくことでしょう。とっても楽しみです。