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世迷言

基本、チラ裏

DVD『蟲師』購入物語 完結編

2006-02-06 04:09:39 | TV
DVD『蟲師 其ノ壱』購入物語からつづく

7&Yにクレームの電話を入れてから数日後、こんなメールが届いた。
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この度は不具合のある商品をお届けしてしまい
誠に申し訳ございません。

ご連絡頂きました商品に関しまして
現在弊社及びメーカーに在庫がないため
交換品として手配ができない状況でございます。
ご希望に沿えず大変申し訳ございません。

つきましては、お支払い頂きました商品代金を
ご返金させて頂きたく存じます。
(中略)
お手元の商品につきましては
ご登録住所に返品専用の着払い伝票を送らせて頂きますので
お手数をお掛けし申し訳ございませんが商品のご返送をお願い致します。
なお、もしお届け時の梱包が残っておりましたら、
そちらも合わせてご返送いただけますでしょうか。

***様のご期待に沿えず
ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

今後はこのような事のないよう在庫の管理に努めて参りますので
何卒ご容赦くださいますようお願い致します。
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なんてこったい。“交換品として手配ができない”ってどういうことよ。世間でも猛烈に品薄状態だっつーに自力でなんとかしろってか。しょうがねぇ、ここは災い転じて福となすべく、通常版のDVDからここ最近心惹かれていた初回限定特装版に目標を切り替えることにする…と決めてはみたものの、やはりなかなか見つからない。そうこうしているうちに返品専用の着払い伝票が封書で届いた。“1週間以内を目安にご返送いただけますよう、到着をおまちしています”なんて書いてあった。ざけんな、こっちでDVD確保するまでは返送してたまるかってんだ。

そして本日、某所に大量の特装版が置いてあるという情報をネットで見かけて緊急出動! 電車を飛ばして某所に行ってみると、そこには拍子抜けするほど特装版が積んであった。ということでようやく無事することができた。めでたしめでたし。

DVD『蟲師 其ノ壱』購入物語

2006-01-26 04:23:23 | TV
7&YからDVD到着! 封筒開封! ジャケット破れてた…。

どうせ返品しなきゃなんないんだろなと、昨晩はビニール包装もはがさずにDVDを放置。このまま代わりの品が届くまでお預け状態食らうのかと思ったら、今日カスタマーセンターに電話すると「中のDVDが破損してないか調べて下さい」と言われ、結局ケースを開けることになった。幸いDVDそのものには傷はなし。「代わりの商品をご用意できるまで2週間ほどかかると思いますのでしばらくお待ち下さい」とさ。別にいいよ~それまでこのDVD見倒しちゃうもんね~。

で、鑑賞してみた。…なにこの作り込みの丁寧さ。『其ノ壱』に収録されている第一話『緑の座』と第二話『瞼の光』はTVオンエアでは見逃してしまい、このDVDが初見。でも第三話『柔らかい角』からはチェックしているので、この作品の品質の良さは認識していたつもりだったが、第一話と第二話はほかの回より1.5倍は密度が濃い感じ。こりゃ参った。『蟲師』のなめらかな動きと細やかな描写に慣れてしまうと、普通のアニメは乱雑でカクカクしすぎて見るのがつらい。ま、今ほかに見てるのは『まんが日本昔ばなし』くらいなのでほとんど問題はないけど。


夜霧の横綱審議会

2006-01-16 05:32:01 | TV
いまだかつてこんなに熱心にNHKの大相撲中継を見たことがあっただろうか。ゲストにデーモン小暮閣下(“閣下”まで含めて芸名ということを昨日知った)が登場すると聞き、14時すぎくらいから18時までぶっ通しでTVに見入ってしまった。聖飢魔IIの音楽にはトンと縁はないが、この人の頭の回転の良さは好きだ。その昔オールナイトニッポンを聞いたり聞かなかったりしていた時代があったので、かなりおもしろい放送になるだろうなとは予想していたが想像以上だった。約4時間が過ぎるのがあっという間に感じた。

しかし大相撲に死ぬほど造詣の深い人だ。相撲好きなんだなぁというのが語り口からありありと伝わってきた。本当にそのスポーツが好きな人の情がこもった解説ならば、それほど興味がなくても楽しく観戦できるといういい見本。どんなに話が盛り上がっていても、立ち合いの時間になると「時間ですね」とスッとトークを切る閣下の姿勢には、好感を抱かずはいられない。まったく、民放局でスポーツ中継やってるアナや解説者に閣下の爪のアカを飲ませてやりたいくらいだ。

さらに、そんな閣下に輪をかけてNHKのアナもかなり突っ走っていた。13~14時台の実況を担当した岩佐アナという人はプロフィールを見ると分かる通り相当な大相撲ファンらしく、閣下のマニアックなトークにもしっかり食らい付いていくどころか、ネタをさらにふくらませて突っ込みが入るほどの強者だった。13時台の放送はうっかり見逃してしまったが、ネットで拾った音声聞いて爆笑。

岩佐:長年の大相撲ファンで、いつぐらいからということになりますか?
閣下:う~ん、300年ぐらい?
錦島親方:(笑)
岩佐:野見宿弥(のみのすくね)と当麻蹴速(たいまのけはや)の時代?
錦島:(爆笑)
閣下:いや、それはもっと前でしょ。300年前は江戸時代だから。
岩佐:江戸時代くらいからですか。谷風小野川の頃ですか。
閣下:谷風、小野川ね!
岩佐:も、見ていたんじゃないかという疑惑もやや…ということなんですが。

あの天下のNHKアナが「世を忍ぶ仮の~」のフレーズを連発したり、大真面目に「閣下」と呼び掛けたり…バカバカしい内容の話を真剣に語るというシュールさ、それが『スキージャンプ・ペア』を彷佛とさせてなかなかいい味が出ていた。若干言わされた感がなきにしもあらずだったが、番組の最後「また来るぞ! フハハハハ!」という閣下のコメントで〆たのもGJ。大変楽しゅうございました。来場所もゲストに来てくんないかなー。

「ブルガリア」

2006-01-09 07:00:36 | TV
これだけじゃ別に商品名を言わせたってことにはならんと思うんだが、ということで今更ながら『紅白歌合戦』話。

グループ魂は“紅白出場歌手”というくくりの中では明らかに常規を逸していたが、“アトラクション”として見ればあの奇行もいいアクセントだったと思えなくもない。ほかにもゴリエの“目玉マーク”フォーメーションやら、WaTのマイクスタンド転倒(&地味に弦切れ)事件やら、おもしろハプニングに事欠かない内容で、それはそれでおもしろかった。しかし個人的に一番衝撃を受けたのは、スキマスイッチ『全力少年』を歌う横で踊る少年らのシャツに書かれていた“全力”の文字。なんだそのあまりにもストレートなやっつけ演出は。NHKらしいっちゃぁNHKらしいけど…。

それにしてもああいうパフォーマンス重視組の合間に演歌を聴くと、ついついホッとしてしまう。大トリも無難に北島三郎にしときゃよかったのに。SMAPでは締まらん。

古畑任三郎 vs. イチロー

2005-12-25 08:31:03 | TV
一昨日の『すぽると』でイチローのインタビューをやっていて、ドラマの映像もちょっとだけ流れた。うはー演技してる! しかも様になってる! 思いのほか上手いと話には聞いていたけど、これは予想以上。普段から芝居がかったようなしゃべり方をする人だが、ドラマで演技するって普段通りのしゃべり方をすればいいというものでなく、脚本通りに台詞を言う必要があるわけで、その言い回しにちゃんと気持ちがこめられているところがすごい。これなら安心して楽しみにしていられるわ。ストーリーも楽しみだなぁ。インタビューの中でイチローが言っていた「殺してないからね」っていう言葉の真意はなんだ?

蟲師とナウシカ

2005-12-12 04:56:13 | TV
蟲師 第五話「旅をする沼」(CX 11/19 o.a.)

“蟲”という文字を初めて目にしたのは確か『風の谷のナウシカ』の原作本だったと思う。そんなせいもあって自分が『蟲師』に興味を持ったのは自然な流れというわけで。もちろん『蟲師』の蟲と『~ナウシカ』の蟲は違う存在だが、この「旅をする沼」は『~ナウシカ』となんとなくリンクする部分がそこかしこに感じられた。

死に場所を求めて古い水脈を辿りながら海へ向かう“生き沼”=“水蟲(すいこ)”、そしてそんな水蟲と同化することを望みつつともに旅をする少女・いお。この設定が、粘菌の合流地点へ向かう王蟲にナウシカが乗って一緒に森になろうとするシーン(『~ナウシカ』5~6巻)を思い出させる。結局、いおは水蟲と同化し切ることはなかったし、ナウシカも森にならなかった。水蟲から解放された後、髪の色が緑から黒に戻ったことを指摘されたいおの「だからもう水の中で息はできないんだけど」というセリフから、髪が緑だった時は水中で呼吸できていたことが分かるが、これは腐海の瘴気の中でも呼吸ができる“漿液(しょうえき)”という物質を王蟲によって一時的に与えられていたナウシカと同じ状態と言えるんじゃなかろうか。加えて、海に出た水蟲の屍骸を食べに魚が集まってきたおかげで豊漁になり「一目拝ませてくれ、あの娘は良いものを連れてきてくれた」という漁民の言葉と、ナウシカを部族の守神にしたいと森の人に請う蟲使いたちの「森の人は漿をひとり占めにしたいんだ」「神様が欲しいよォ」という言葉の妙にたどたどしい言い回しとか、水蟲の屍骸を食べて大きく育った魚と王蟲の骸を苗床に芽吹く腐海とか、なにかと『~ナウシカ』を彷佛とさせる場面が続出だったといってもこじつけ過ぎではないと思うんだが、実際のところはどうなんだろう?

蟲師 第七話「雨がくる虹がたつ」(CX 12/3 o.a.)

エンディングが毎回違っていて、いつもそれぞれのストーリーに合った情緒的な曲と映像が流れるんだが、この回は特に美しかった。ほのかなハッピーエンドを受けて明るめの曲が流れるバックで湖畔?に立つ木が映っていて、その色がだんだん薄くなるにつれて徐々に虹が現れてきて、最後は虹のみの映像でフィニッシュ。思わず溜め息。

やばい。DVD買ってしまいそうだ。

蟲師

2005-11-07 06:30:14 | TV
フジテレビで土曜深夜3:40~というやる気があるんだかないんだか分からない時間帯に放送されているアニメ『蟲師』。背景が最高に美しい。11/4のエピソードは雪国が舞台で、雪が降りしきるシーンでの遠近感のある景色に見とれた。

ただ、雪の中を歩くときの効果音が“ザクザク”という単純な音で表現されていてちょっとガッカリ。雪国出身者としては、願わくば雪を踏み締める瞬間の“ギュ”という音も再現してほしかった。ま、微妙な音だしねぇ。人工的にあの音を作り出すのは無理か。