備忘録・微忘録・日忘録

忘れたいこといっぱい!
忘れたくないこともいっぱい!

「相棒 -劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン」

2009年09月26日 | 感想
昼間に「相棒」の再放送を観てしまいまして、そんでもって劇場版を観たくなったわけなんです。
観ていた再放送というのが、2007年のお正月スペシャル「バベルの塔〜史上最悪のカウントダウン!」ってヤツでして、これが非常に面白かったんですよ!
だもんで、「劇場版はもっと面白いに違いない!」と過度の期待をもって観てしまったんですね。
先日も、このBlogで「過度の期待は禁物!」って書いたはずなのに…。
やっちゃいました…。

そう、過度の期待をもっていなければ、面白かったはずなんです。
映画の出来としては、十二分に面白かったんですよね。
大ヒットになったわけも頷けます。
あれだけ豪華なキャストを使って、あれだけ大勢のエキストラを使って、あれだけ大掛かりな脚本なんですから、面白くないわけが無い!
面白くないわけが無いんですが、期待が大きすぎるとここまで差が出てきちゃうものなんですね。
あぁ、悔しい…!!

相棒シリーズのスピンオフ作品、「鑑識・米沢守の事件簿」を観るときには気なをつけなきゃ…。

「K-20 怪人二十面相・伝」

2009年09月25日 | 感想
久々に、頭を空っぽにして楽しめる娯楽映画を観たという気がします。

原案は、言わずと知れた江戸川乱歩。
小学校の頃、ポプラ社の少年探偵団シリーズをよく読んでました。
(金田一耕助シリーズほどではないにしろ、少々グロテスクな感じの表紙でしたね…)
少年探偵団シリーズといわれていましたが、「二十面相シリーズ」といっていいほど、犯人のほとんどが怪人二十面相だったように思います。
毎回いろんな悪漢が出てくるんですが、クライマックスになると必ず明智小五郎から、
「そろそろ正体をあらわしたらどうだ、怪人二十面相!」
と言われ、
「明智くん、よくぞこの完璧な変装を見破った!」
と正体をあらわす怪人二十面相。
今の年齢から考えると結構馬鹿馬鹿しいやり取りでしたが、あの頃は興奮しましたねえ。

原作は、北村想さんの「怪人二十面相・伝」。
北村想さんは、80年代、90年代の小劇場界に携わった人たちによく知られたお名前です。
オイラもあの透明感のある北村想さんの戯曲が好きで、学生時代によく読んでました。
北村想さんの「怪人二十面相・伝」では、二十面相は二人存在したという設定になっているそうです。
初期の頃の二十面相は基本的に美術品を盗み出すことが目的だったようなんですが、後期になると愉快犯というか世間を騒がすことが目的になってきているそうです。
そのことから、二十面相は二人いるのではないかと思い立ち、「怪人二十面相・伝」を書かれたとのこと。

さて、映画「K-20 怪人二十面相・伝」ですが、原案とも原作ともまるっきり違う設定になっています。
「二十面相は二人いた」ということをコンセプトにしつつ、第二次世界大戦が起こらなかったという架空の世界の中で物語は進んでいきます。
本物の二十面相にだまされ、彼の替え玉に仕立てられたサーカスの軽業師・遠藤平吉。
汚名返上・名誉挽回のために、仲間とともに、二十面相と対決する!

登場人物には、もちろん明智小五郎も出てきます。
小林少年をはじめとする少年探偵団や浪越警部たちも。
少年探偵団を読んだり観たりしていた人たちには、たまらないくすぐり盛り込まれ、アクションも満載!

またアクション映画やアニメ映画へのオマージュらしきシーンもいっぱいなんです。
オイラが気付いたところというか、そうではないだろうかと勝手に想像したところでは、
「バットマン」
「スパイダーマン」
「マトリックス」
「天空の城・ラピュタ」
「ルパン三世・カリオストロの城」
オイラが気付かないだけで、他にもまだまだありそうです。

惜しむらくは、明智小五郎さんにもっと存在感がある役者さんにやって欲しかったかなというところでしょうか。
オイラの個人的な感想なので、いろいろ意見の相違はあるかと思いますが。
仲村トオルさんも頑張っていらっしゃったんですけどね…。
金城武さんと比較するとちょっと霞みがちだったかな…。

「期待」 ということについて

2009年09月16日 | 日記
先週末、家族連れで、ヤッターマンの映画「劇場版 ヤッターマン 新ヤッターメカ大集合! オモチャの国で大決戦だコロン!」を観に行ったんです。(実写版じゃありませんよ、念の為)
元々夏休み家族向け映画だったからなのか、上映館と上映回数少なくって、希望している時間帯に見られる場所を捜すのに一苦労しました。

で、Webでヤッターマンの上映館について調べていた時、Yahooの映画レビュー(まあ、いわゆる感想)の欄がありまして、まあ、魔が差すというか、ひょいっとカーソルをクリックしてしまったわけなんです。
9割以上は「面白かったです!」というレビューなんですが、少数派の意見として、
「薄いです。テレビと同じ内容のものを90分以上かけてやる必要が無いです。」
「ストーリーが単純で、間延びしてます。余計なシーンが多過ぎです。」
「子供をなめすぎです。ノスタルジーを味わいたい大人が観るには調度いいのでは。」
というものがありました。
子供のころの天真爛漫な心に戻って、素直にヤッターマンの映画を楽しもうと思っていたところに、このレビューはちょっとキツかったですね…。

現在テレビ放映中のヤッターマンは観たことが無く、上記のレビューを見たおかげ(?)で妙な期待を持たずに済んだせいか、映画はとても面白かったです。
レビューを見ていない嫁さんも娘もとても面白がって観ていましたし、他のお子さんたちも大盛り上がりで観ていたように思います。

オイラの素直な感想としては、「薄」くもなく、「間延び」もしておらず、「余計なシーンが多過ぎ」ることもなく、「子供をなめすぎ」ているところとも無かったように思います。
まあ、劇場版ということなので、豪華で、多少シリアスにはなっていますが、基本コンセプトはほぼ「テレビと同じ内容」ではありましたし、ヤッターマンは子供向け勧善懲悪なので、「ストーリーが単純」なのは否めません。
また30年前に作られた子供向け番組を、また子供向けにリメイクして作られた作品ですので、子供連れの親にとっては「ノスタルジーを味わいたい大人が観るには調度いい」作品ではあると思います。
ただ、この映画を「テレビと同じ内容」「ストーリーが単純」と言ってしまうと、どの子供向けのテレビやマンガから映画に派生した作品は「テレビと同じ内容」「ストーリーが単純」の範疇に入ってしまうように思うんですよね。
(一部例外はあるとは思いますが…)
「ノスタルジー」については、視聴率や観客動員を上がることを狙って、製作者側が意図的に作ったんだと思いますし。

過大な期待を持って作品を鑑賞したところ、その期待に沿うものではなかったために、その作品に過小な評価をしてしまう。
またそれとは逆に、さほどの期待を抱かずに別の作品を鑑賞したところ、期待以上によかったので、その作品に過大な評価をしてしまう。
まあ、よくある話なんでしょうが、期待はずれに終わると、どうしてこうコテンパンに評価しちゃうんでしょう?

心理学的にいうと「期待」というのは、こうあって欲しい、こうあるべきものだ、というイメージや気持ち、思い込み、なのだそうです。
つまり「こうあるべきだと思い込んでいる」ということは、「こんなふうにならないとおかしい」、「こうなるのが当たり前だ」ということです。
逆説的に言うと、「期待しているものと実物が違うのはおかしい」、「期待しているものは出来て当たり前」ということになります。

まあ、「出来て当たり前」のものが「出来なかった」なると、これはかなりの精神的な負担・ストレスなはずです。
そして、そのストレスを解消しようとする反動もそりゃあもの凄いものになるわけで…。
期待はずれだと思われた方としては、レビューがコテンパンにされるのは当たり前なのかなぁ、とも思ったりしたわけです。

ただね、今回のヤッターマンの映画版ってのは小さいお子さん連れのファミリー向け映画なわけですから、いい大人が過大な期待を持って観に行き、それを裏切られたからといって目くじら立ててどうのこうのいうはちょっとどうなのかなあ、というのもありまして…。
大人ならば、多大な期待をかけてもいいものと、そうでないものの区別はつけて欲しいんですよ。
やるならYahooのような公の場所、多数の目に触れる場所ではなく、内輪の集まりの中でワイワイガヤガヤとやって欲しいと思います。
もし、そんなにハードで濃密なのを観たいというのであれば、そういう大人向けの映画を観て下さい!って言いたいです。

さて、この「期待」ってやつ、自分に振り当ててみると、ちょっと怖いです。
自分が他者にかける「期待」。
他者から自分に掛けられる「期待」。
どちらも、あまり過大な期待を持たないようにしたほうが、日々の暮らしを幸せに過ごすことができそうですが、期待されないというのも張り合いがないというか…。
他者には適度な期待をかけつつ、他者からかけられた期待には満足してもらえるよう努力する、というのが理想ですね。

さしあたって、今年11月に本番予定の芝居、皆さんの期待に応えられるよう頑張らなきゃ!
それには、まず台詞を覚えることから始めないとね…。

稽古 4回目。

2009年09月07日 | お芝居
前回までは稽古後に妙な疲労感が残ってたんですが、
今回の稽古は何故かスッキリ、
身体は妙に楽々でございました。

かといって、身体を動かしていないわけではないんですよ。
動きの少ない役柄ではありますが、
運動量は前回の稽古とほぼ同量のはずなんですよね。
おそらく、稽古のサイクルに身体が慣れてきたってことなんでしょうね。

この調子で本番までの稽古を乗り切れればいいんですが、
稽古中はいろいろ山あり谷ありですから、
またどこかで身体がグッタリすることがあるはず…。
今までは若さで乗り切ってきましたが、
これからは過去の知恵と経験を生かして乗り切っていかなければ!

それから、
今日の稽古の後半に、稽古見学の方がいらして下さいました。
現在は役者さんから離れていらっしゃるんですですが、
うちの公演に何度も出演して頂き、その後も毎回観に来て下さるありがたい方です。
オイラと同様、お子さんもいらっしゃって、
家族ぐるみでお付き合いをさせていただいています。

前回のうちの2月公演以来の対面だったんですが、
何だか今までのイメージとすっかり変わってたんですよ。
お仕事帰りのスーツ姿で、多少恰幅も良くなったせいもあるんでしょうが、
声も以前より低く太く、
「落ち着いた」というか、「腰が据わった」というか、
どっしりとした貫禄のようなものが感じられましたね。

稽古後はもちろん、みんなで飲みです。
お子さんのこと、
お芝居のこと、
お仕事のこと、
大いに盛り上がりました♪

本番が終わってゆっくりできる時間が出来たら、
また飲みに行きたいですね。
もちろん、奥さんやお子さんを連れて、
また大いに盛り上がりましょう!!

噴飯!

2009年09月02日 | 日記
 9月2日付のサンケイスポーツにて、
 【酒井法子被告、思いを供述「逮捕されて良かった」】

この見出しを見て、思いっきり吹き出しそうになってしましました。
だったら、逃げないでよ…。

ある意味、酒井被告の本音ではあるんでしょうがねぇ、
幼稚園や小学校の子供じゃあないんだから、こういう言い訳をされても…。
もうちょい大人の言い訳を考えてほしかったです。

思い返すと、
撮影で事故を起こした時に、言い訳をせず自分から謹慎した石原プロというのは、
大人だったんだなと思いますね。
(まあ、世間から同情されて、すぐに復帰できることを計算していた可能性も高いとは思いますが…)

それから、
酒井被告の一挙手一投足が注目されているとはいえ、
マスコミもこんな子供じみたことをを記事にしないで欲しいですね。
確かにこういうことを書けば、大衆は喰い付いてくるんでしょうけど、
プライバシーなんてものをお構い無しに、
何でもかんでも記事にするっていうのは嫌ですねぇ…。


ここで一つ疑問が浮かんだんですが。
こういう警察での供述ってのはどこから漏れてくるんでしょう…?