備忘録・微忘録・日忘録

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夕陽のガンマン

2011年02月17日 | 感想
年末にHDD内蔵・録画機能付の液晶テレビを購入してから、
BSで放映される昔の名作映画を録画しまくってる。

先日観たのが、「夕陽のガンマン」。
監督:セルジオ・レオーネ、
出演:クリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ
マカロニ・ウエスタンの名作だ。

ドル箱三部作といわれる
「荒野の用心棒」、「夕陽のガンマン」、「続・夕陽のガンマン」の三本の中では、
一番好きな作品かもしれない。
過去に民放で何度も観ているんだが、やっぱり面白い。

いつも思うのが、
「マカロニ・ウエスタンに出ているイーストウッドと、アメリカ映画に出ているイーストウッドって別人じゃなかろうか?」
ってこと。
よく見れば同一人物なんだけど、全然違うように見える。
「髭面のせいかな?」
って思ってたけど、そうじゃない。
マカロニ・ウエスタンの時のイーストウッドって、ほとんどしゃべらない。
そんでもって、感情を全然表に出さない。
髭面っていう仮面をかぶってるみたい。

BSで名作映画を完全版で放映してくるるのはありがたいのだけど、
残念なのが、日本語吹き替えがないこと。
民放でカットされていたシーンを見ることができるのは有難いのだけど、
イーストウッド=山田康雄と刷り込みをされたものとしては、
完全版の映像であの声を聴きたいって思う。

でも、イーストウッドの声って、
山田康雄さんの声と全然違うのね…。

面白いお芝居、観ぃちゃった♪

2010年08月24日 | 感想
場所は、都営地下鉄三田線 西巣鴨駅と都電荒川線 新庚申塚駅のちょうど中間ぐらいのところにある、
「にしすがも創造舎」の特設劇場。

「にしすがも創造舎」っていうのは、
2001年に閉校した中学校の校舎や体育館をそのまま残して、04年8月にオープンしたアートファクトリーらしい。

そこで2007年から毎年8月に開催されているのが、「子供に見せたい舞台」というもの。
2007年が、「オズの魔法使い」
2008年が、「少年探偵団 ~怪人二十面相を追え~」
2009年が、「ドリトル先生と動物たち」
そして今年の2010年が、「ピノッキオ」

大人が1500円で入場できて、小学生以下の子供は無料なんだけど、この値段は安過ぎる!!
終演後に嫁さんと話したんだけど、「5000円払っても惜しくないよね!」って頷きあったぐらい、面白くて楽しいお芝居だった♪
子供が楽しめて、大人も楽しめる芝居なんて滅多にあるもんじゃないけど、
そんなお芝居を作り上げることが出来るここの劇団はスゴいとこだと思う。

どんな内容だったかについては、
8月29日(日)までやっているので、ぜひご自身の目で確かめていただきたい!

来年もぜひ観に行かなきゃね!!


2010年8月22日(日)19:00
子供に見せたい舞台 Ort-d.d「ピノッキオ」
にしすがも創造舎 特設劇場

とある、著名な女形の俳優さんの特集番組を見て

2010年08月11日 | 感想
演技というものに対して、ここまで突き詰めないといけないものなのか…。
いや、ここまで突き詰めたからこそ、「素晴らしい!」と言われるような俳優になれたのかも…。

と思いつつ、ふと、考えた。
幾分やっかみも含めて…。
「この俳優さんは、『一般人の生活』」というものは出来ないだろう…」と。


子供の頃から、両親を師匠として芝居についての稽古の毎日。
お稽古事でうまく出来たとしても、
「自分で良くできたと思ったら終わり。いい気になったら終わり。」
とたしなめられる。
舞台の本番が終わり、楽屋に戻る途中の廊下で、背後から父親に、
「おまえ、あそこで、自分が良くできてると思ってただろ?」
と言われる。
周りからダメ出しをされ続けるという状況だが、子供の時からそれが当たり前の日常なので、
その状況を辛いと特に感じたこともない。
還暦に近い現在でも、常に満足することなく、
どうすればより良くなるか、お客様に楽しんでいただけるかを、四六時中考えているらしい。
(とはいえ思春期の頃は流石に辛かったらしい。ご本人もおっしゃっていたが、ほっと緊張の糸を切ることができるのが自分の部屋に戻った時のみだった、と。)

昔、上司だった人に言われたこと。
「偉くなりたいんだったら、いつも仕事のことを考えろ。
 どうすれば、効率よく仕事が進むか考えろ。
 勤務時間中はもちろん、昼休み中も、通勤時間中も、家に帰っても、布団に入って眠りに落ちるまで考えろ。」

世の中にある様々な分野があって、
それぞれの分野に大立者・超一流といわれる人たちがいるわけだが、
そういう人たちは皆、寝ている時間以外、ずっとその分野のことについて考え続けたのではないか。
その結果、「功を成し、名を遂げた」のではないか。

だが、こうも思うのだ。
そんな人達は、ひとつのことを考え続けた結果、考え方が偏ってしまうのではないか。
その分野というフィルターを通してしか物事を捉えることができなくなるのではないか。
一般的に考えられる「幸せ」を、「幸せ」と感じられなくなるのではないか。

それがご本人にとって良いことなのか悪いことなのか、よくわからない。
まあどちらかというと、ご本人とっては「幸せ」なのだろうと思う。

いろんなところに興味だったり考えが飛んでしまう「一般人」としては、
「憧れ」の対象になりこそすれ、日常の生活相手としてはちょっと厳しい存在だ。
一緒に生活することになれば、双方にとって不幸になるのは目に見えてる。



番組後半になって。

「自分で良くできたと思ったら終わり。いい気になったら終わり。」と言われ続け、
求めるべき理想、理念、目標を追い続け、研鑽を続けられているその俳優さんが、
それができなくなった場合のことを、ポツリと溢された。
「『死』でしょうね…。精神的な『死』。」

ドキッ、とした。

プラネタへGO!

2010年04月02日 | 感想
プラネタリウムは、頭上にあるドーム状ののスクリーンに映し出される星の投影画を観る場所。
そこで、Liveが行われる!
観に行かずばなるまい!
第一回目に演者として参加した身なれば、ぜがひにでも!!

そのプラネタリウムで繰り広げられるのは、
星空はもちろん、
映像と、朗読と、そして、歌。

さて、「Seirios 02」という題名。
第2回目と思われるかもしれませんが、実のところ、これが第3回目の公演。
「Seirios 0」、「Seirios 01」があって、今回の「Seirios 02」で第3回目。
前々回、前回より回を増すごとに良くなってるんです!

プラネタリウムという場所は、通常のライブハウスや劇場の常識が通用しないんですね。
「上空に星空を映し出す」ということが基本なので、天井に照明や音響の設備を設置することができません。
またスクリーンがドーム状のため、音の反響や光の反射が予想もしなかったところからはね返ってきたりして、一定しません。
一回目の時には、プラネタでの公演が初めてだったこともあり、
通常の公演とは違う予想外の対応に追われていたのですが、今回は違いました。
プラネタという特異な場所を生かした工夫がなされており、
物語にすんなりと溶け込めていけたんです。
(スタッフさんや演者さんのご苦労、もの凄かったんでしょうね、本当に感謝感謝です!)

で、
今回、オイラにとって、もの凄いサプライズがありました。
映像の中に、過去のシリーズの公演シーンが映し出されて…。
その中には、「Seirios 0」のオイラの語りも映し出されて…。
もう感無量…。
そして終盤のクライマックス、
「Seirios 0」で使われた「シリウス」が流れ…。
もう涙が滂沱と流れて…。
こんなに泣かされたのは久しぶりです。

また機会があったら、参加させていただきたいです!
それまでに、もっともっと修業を積まなきゃ…。


2010年3月27日(土)13:00
Rita × SHAFT「Seirios 02 セイリオス デュプレクス」
北とぴあ プラネタリウム

本番が一週間後だというのに

2009年11月14日 | 感想
嫁さんと二人でお芝居を観に行って来ました!

お芝居の開演前にお気に入りのお寿司屋さんで軽く飲み食いして、
二人で一万円。

美味しく飲み食いできたので安い!
と思うべきなんでしょうが、普通の人にとってはどうなんでしょう??
いや、あんなに美味しいものは滅多に食べらないんだから、安いもんです♪


さて、お芝居のお話。
このお芝居、4年前に初演を観てるんです。
今無き、麻布 die pratzにて。
知り合いが出演していた関係で観に行きまして、面白かったんです!
なんていうか、楽しそうにお芝居してるなぁ、って思ったんです。
ヒロインの女の子も可愛かったですしね。

さて、それから4年後。
その劇団さんともお知り合いになりまして、
去年1年間まるまるお世話になりました。
4年前のお芝居を再演するということをお聞きして、
ぜひとも出演したいと思っていたんですが、
スケジュールが合わず、またしてもお客さんとして観ることに。
残念無念…。

で、その再演のお芝居。
キャストも、お話も一新されての再演なのだそうです。
(基本的なストーリーは変わっていませんが…)
初日のせいか、役者の皆さん、緊張していらっしゃるようでしたが、
まぁ、満足のいく出来でございました。

でも、
なんでこう、知り合いの出演している芝居っていうのは、面白いんでしょう?
何の予備知識も持たずに観るお芝居とは違い、
本人を知っているだけに、二重の意味で面白いっていうか、
終始笑いをこらえるのが大変で、
終演後に嫁さんに怒られてしまいました。

明日と明後日のお芝居、
緊張が取れて、もっといいお芝居になってるんだろうなぁ…。
観に行けないのが残念です…。


11月13日(金)19:00
SHAFT「夕焼けのカナタ*アカツキの手前-2009邂逅」
新宿 シアターモリエール