朝食を食べ終わり、ジャルマンとマダムに挨拶をしました。ジャルマンがお前はどの鳩を日本で使いたいのだというので、バルセロナ帰りのレーサーの子達を使って見たいと言いました。それは良い選択だと私に言いました。鳩舎の上を飛ぶ鳩達を見ながら手を振り、約一ヶ月の滞在期間を終え、インブラヒット鳩舎を去りました。フィリップがブリュッセル南駅まで、送ってくれました。
ジャルマンは元々は西フランドル地方のドッチィニィエ(Dottignies)という所の農家の出身で、12歳の頃このニーベル近郊のボルニバルに来たそうです。ですから、鳩会社の宣伝になるような大きな立派な鳩舎の構えではありませんし、センセーショナルな何々優勝とか日本にアピールするような事も無かったのですが、蓋を開ければこの年、KBDBチャンビィオンシップのフォンドと言う部門で、ベルギー第六位に成りました。彼はしっかりポイントとなる中長距離のN,INレースをこなし、多く入賞させているのです。彼のレース目的はマークで稼ぐのが第一で、一発狙うような馬鹿な真似はしません。鳩が帰らなければ賭けの賞金は貰えないからです。この兼ね合いがプロのするレース業です。私にヨーデルを歌ってくれたデコスターノエさんもハーフフォンドでベルギー第十位に成りました。
ベルギーの鳩日、体験日記の一年目はここで終了し、後のインブラヒット鳩舎かゾートロー鳩舎の事か、どのように表したら読んでもらえるか、良く検討してまた後日始めたいと思っております。ついにバルセロナレース見ました。
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