100円スピーカで楽しむクラシック。

100円ショップの「耳元スピーカ」と携帯CDプレイヤで、クラシック音楽を聴こう!

強力にオススメしたい、1600円スピーカ!

2004-03-30 13:48:25 | 100円スピーカ


このブログの最初の記事へのトラックバックで教えていただいたJBLの1600円スピーカが届いて、早速枕元で「アダージョ・カラヤン2」を鳴らしているのですが、いやコレは、強烈に優れものですワ。まさに「耳を疑う」というやつです。なんとまろやかで深いコクのある。中国製ですが、この価格でこのパフォーマンスは驚嘆。チャチなミニコンポ買うよりも、3000円の携帯プレイヤにこの1600円スピーカの組み合わせのほうがグレイド高いですよ。(ヒューレット・パッカード[コンパックコンピュータ])

JBLプラチナスピーカ(amazon.co.jp)

メニューイン/シューマン:Vn協奏曲。

2004-03-28 23:20:43 | 100円スピーカ


先日のクーレンカンプの同曲にふれたとおり、お蔵入りしていたシューマンのヴァイオリン協奏曲の、初演をめぐっての因縁の録音です。1938年。クーレンカンプの謹厳さに対して、幾分、情緒的な味わいを示す印象を受けます。バルビローリの指揮。この盤については、カプリングの覇気に満ちたドヴォルジャークが、より聴きものでありましょう。指揮はエネスコ、師弟共演ですね。(NAXOS)

クーレンカンプ/シューマン:Vn協奏曲。

2004-03-26 21:21:04 | 100円スピーカ


1930年代になって発掘されたシューマンの最晩年の名品。精神病の悪化による衰えのみられる不名誉な作品との周囲の評価から、作曲家の生前には演奏されることなく封印されていました。聴き込むほどに味わい深い傑作だと、私は思いますけど。ユダヤ系の奏者メニューインが初演するはずであったのを、ナチスの妨害に遭い、この盤に聴くクーレンカンプが行っています。謹厳という形容のふさわしい演奏ですね。シュミット=イッセルシュテット/BPOのサポート。1937年録音。(DUTTON)

トスカニーニの激安BOX。

2004-03-25 23:19:57 | 100円スピーカ


この前ふれた、シューベルトの歌曲集と同じ、HISTORY(TIM)というレーベルの出している激安BOX、「MAESTRO FURIOSO」の企画のひとつ。10枚組で色々入っています。普通のオーディオで聴くための配慮なのでしょうか、ノイズを変に除去して臨場感を出すようなエフェクトをかけたイコライジングをしているのですが、かえって違和感がありますね。トスカニーニのNBCの放送は、戦意発揚のためにアメリカ兵士の聴くラジオに向けて送られたといった逸話を聞いたことがありますが、むしろ100スピで聴く感覚のほうが、それに近いのではないかしら。(TIM)

F.クライスラー/初期録音集。

2004-03-24 23:46:59 | 100円スピーカ


フリッツ・クライスラーの弾くヴァイオリン、1920年代半ばの録音集。2枚組。ベートーヴェン、ブラームス、メンデルスゾーン、モーツァルトの4番の協奏曲、他を収めています。ブレッヒ指揮、ベルリン国立歌劇場管のサポート。時代を映したポルタメントが聴かれるけれど、高貴な香りの漂う、心温まる演奏ですワ。また、このMUSIC&ARTのジャケットが粋なのですよ。なかの盤も。パブリック・ドメインの音源だから、あちらこちらで出ていますが、デザインがうれしい。(M&A)

シューベルトの歌曲、SP期の貴重な録音集。

2004-03-22 21:39:54 | 100円スピーカ


「歌曲は苦手」というひとも「ヒストリカルはイヤ」というかたも、ともかく買っておいてほしいアルバムですよ。SP時代の名歌手のシューベルト、集大成10枚組。100年近くむかしの録音もあります。シュルスヌス、エルプ、ヒュッシュ、ホッター、E.シューマン、L.レーマン、その他、豪華な顔ぶれです。いまの歌手には聴けない、甘く懐かしい香りのする節まわしが魅力的ですね。上等のオーディオで聴けば、それはそれなりにまた楽しいのですが、100スピで聴くと情趣もまた格別なんですよね。(TIM)

F.レーマン/BPO - ブラームス:「独鎮」。

2004-03-21 03:56:10 | 100円スピーカ


フルトヴェングラーの亡くなった翌1955年にベルリン・フィルを振っての「ドイツ・レクイエム」、しかもこれを指揮しているフリッツ・レーマン自身がこの録音を残した翌年に若くして没しているという、因縁めいた盤です。第1楽章が13分半もかかり、初めて聴いたときは「なんちゅうかったるいテンポや」と思いましたが、100スピで導眠剤かわりに流しているうちに気に入り、改めて普通のオーディオで聴きなおすと、背筋をゾゾゾと走る感動に襲われてしました。(DG)

メニューイン/J.S.バッハ:無伴奏。

2004-03-20 17:30:23 | 100円スピーカ


18~20歳のころの、メニューインの秀演ですね。初々しさが売りというのではなくて、既に高貴に完成された逸品です。メニューインの最盛期は、このころだったかもしれませんね。100スピで聴くと、中音域がコリッと迫出して、レトロな趣きを楽しめます。(EMI)