看護師が医療現場を辞めた後、再び「看護師として働きたい」と思っても、これまでのブランクがネックになってしまうものです。
医療業界は日々研究を重ね、進化し続けています。
電子カルテや医療システムなど、IT化の波も進んでおり、医療の形も変わってきています。
そのため、ほんの数年、看護現場を離れていただけでも、以前の知識が通用しないということはあり得るのです。
復職を考える看護師の多くが、「きちんと業務遂行できるか分からない」「ちゃんと馴染めるか心配」「配属先が未経験の部署だったらどうしよう」などと、色々な不安を抱えるものです。
特に、外側からは職場の様子は見えないもの。
医療機関ごとに独自ルールや風潮があり、人間関係について把握するまで戸惑うこともあるでしょう。
少しでもその不安を払拭しておきたいのなら、見学したり、関係者に話を聞いたりして、事前に現場の情報を収集しておくことをおすすめします。
知識や技術の面では、事前にできるかぎり準備をしておきましょう。
その際は、ぜひ復職支援制度を活用するのがベターです。
復職支援制度については、各都道府県のナースセンターが講習会や技術研修を行っているので、興味があれば参加してみましょう。
また、医療機関によっては、復職者向けの研修を充実させて、潜在看護師を積極的に採用している場所もあります。
こういった職場を選び、実際の現場で知識や技術を身につけていく方法もあるので、自分に合った形を選ぶと良いでしょう。