さよなら、杉内俊哉

彼が虚への移籍を決めた。

ここへ至る経緯として、いろんな話が上がっては来てる。
本当は虚へのあこがれがあったとか、報道のように新査定方式への不満があるとか、あるいは区切りをつけるためだとか…。

でも、外部の人間がどれくらい影響を与えたかはわからないが、もしかしたら与えていたのかもしれない。

まずは、マスコミの報道。
ＦＡ宣言するまでは、残るという向きだった。
しかし、東京発のマスコミはＦＡ宣言した途端に移籍一色に。
地元マスコミの「残って欲しい」という報道を掻き消してしまった。

もうひとつはファンの反応。
「残って欲しい」という声もあれば「出て行け」という声もあった。
「残って欲しい」という気持ちは、エースを失うという不安があるし、当然東京なんぞ行かずに地元・福岡にいてくれという郷土愛もある。
しかし、それ以上に「出て行け」という声が大きかった。
上記のマスコミの報道の影響もあったと思う。
それ以上に、そういったファンが、金銭面（契約更改で保留とか）や待遇面でフロントに対して文句いう選手、あるいはＭＬＢ志向が強い選手にはそんなレッテルを貼っている。
それは杉内に限ったことではないし、他球団の選手でも一緒だ。
レッテルを貼ることで、その選手がチームにい辛くさせてる印象がある。
それが選手にとって、チームにとって、幸せであろうか？
選手にいい気持ちでプレーさせるのがファンの役目ではないかと。
ネガティブな気持ちではよいプレーなんぞは出来ない。

本人の判断が移籍だからこれ以上杉内を責めるつもりはない。
もう、彼の存在を忘れることにする。

さようなら。