中学の時、あるラジオ番組を毎週聴いてたんだ。
自らラジオを聴くようになりはじめてまもなくの頃です。
いくつか毎週かかさず聴いていた番組の中の、ある一つの番組の話。
純粋にさ、楽しかったし
なにより自分の中で斬新だったんだよね。
(とくにオチとかは無いのでご了承を)
パーソナリティの挨拶やトークからはじまって、
ラジオドラマを挟み、そしてまたトークコーナー。
大体はこんな感じの構成だ。
よくある構成なんだけどね。
当時の自分にとっては色々と斬新だった。
番組の細かい内容は割愛するとして、
その番組ではある企画があったんだよね。
実生活で、番組の軸となってるものにちなんだ、あるアイテムを身に着けてると
その番組のリスナーの証みたいなね(笑)。
俺はそこまでやらなかったけどね(笑)。
右も左もわからなかったので、ライトなリスナーだったという所でしょうか、俺は。
この時点で分る人は一発で番組名とか察しちゃってるよね。うむ(笑)
さらに、似たような
というか連携した企画で
「合言葉」というのがあったんだ。
まあ、一時期ちょっと問題になってしまったらしいけど。
(問題に関しては自分は詳しくは知らない)
俺は
「この企画は近くにリスナーがいるというのが絶対条件」
「同じ番組を聴いてる奴が周りにいるはずがない」
と思っていたので、特に実行もしなかった。
というか、なんか
「別次元の話」みたいな感じで、幻のようなものだと思ってた気がする(笑)。
あの頃はさ、
中学生男子だったら誰しも一つや二つくらい、なんか妄想にふけってたでしょ?
それもその一環みたいな感じ。特に表に出さないんだよね。
そんなこともあって、
俺はまったく実生活でそんなことをしようとしなかったのね。
(気がつけば、思った以上に長文になってしまってるけど、
もう一度確認すると、この話にオチとか無いです笑。
しかも割とどうでもいい話だ笑。)
話を戻すと、その合言葉というのは、
「○○○は?」という問いかけに「○○○~!」
の様な、とても単純なものであった。
これは毎回、番組の始まりやCMの際に、
ジングル的に度々パ-ソナリティが言っていた。
あと、リスナーによる投稿葉書の冒頭に、
当たり前のように挨拶としてその合言葉が使われていた。
つまりは、実生活でもそれをやれという企画だ(笑)。
例のアイテムを身に着けてる人を見かけたら、その合言葉をやってみろと(笑)。
あとは伝言板みたいなものを使ったりね。
今考えると、無茶というか、勇気のいる企画でしょ?(笑)
でも、当時はもちろん、
おそらく皆がインターネット環境なんてものはあるはずも無かったわけで。
だから、番組の外での繫がり合いというのは、何かステキなものに思えたんだ。
でも俺はただ番組で、リスナーからの報告みたいなものを聞くだけだったけど。
そしてしばらくして、その番組は終わってしまった。
最終回はなんだか寂しい気持ちになったな~・・・。
でも次の週から、相当短期間だったけど、あるサプライズがあって、
俺はかなり喜び、ほくそ笑んだ覚えがある(笑)。
それはまた別の話・・・というかこれ以上書いても訳わからないと思うので自粛(笑)。
で、やはりその番組も終わり、
その時間帯に番組の面影がすっかり無くなっていった。
俺としては、実生活では何の繫がりもないままであったそのラジオ番組。
そして時は過ぎて、
重要なのにちょっと曖昧なんだけど、
あれは確か、中学か高校の卒業間近の頃だった。
あれー・・いや、学校祭・・・うーん。時期も自信なくなってきた。
ぼんやりとした記憶なんだけど、
校舎の端のほうの、下り階段があるところなんだよね。
俺は見つけたんだよ。
あの合言葉が書いてあったんだ。
天上壁といえばいいだろうか、手に届くような天上。
ちょっと斜めになってる壁。
「○○○は?」
「○○○~!」
いつの、何年生だった人が書いたのかはわからないけど。
「俺の近くにも聴いていた人がいたんだ!」と俺は喜んだ。
ここで、時を経てついに俺にも番組と実生活の繫がりを見つけたんだ。
番組も終わってるし、ただの落書きなんだけど、
なんだか懐かしいような気持ちになっていた気がする。
隣に居た友人に、
「こういう番組があってさ!その合言葉が~・・・」
みたいな説明をしたけど、
「ああ、そうなの。」みたいな反応だった気がする(笑)。
そりゃ、そうだよね(笑)。
以上です!
そんな懐かしい事を、ふと思い出したので書いた!
本当にオチも何もないよ!!