全国的に気温が上がった18日は、新潟県十日町市に向かいました。1年半ぶりの里帰り(?)です。
最初の用事が終わって11時少し前、へぎ蕎麦で有名な小嶋屋総本店の前の水車です。

「厳しくも美しい自然に囲まれた越後、魚沼の大地は美しい織物と最高のそばを育てました」

看板の後ろは、田植えが終わったばかりの稲田です。まだ苗がちい~さくて、ほとんど見えません。

準備中の札が出ていますが、駐車場は暑いので、屋根の下のベンチに座って順番を待ちましょう。

11時前から6人ほど並んでいましたが、すぐ席に通され、まもなく料理が出てきました。
へぎ蕎麦2人前と、めかぶとろろ、ミニ海鮮丼を頼み、相棒と二人で分けて食べました。

カウンター席の上の蕎麦猪口のコレクション。燕三条の県央店の店内もこんな感じでした。

次のお目当ては、大好きな棚田です。星峠まで走ってもらい、星峠の棚田を眺めます。

「星峠の棚田は、大小様々な棚田約200枚が、まるで魚のウロコのように斜面に広がっています」

展望台へと登っていると、タニウツギがきれいでした

田植えが終わったばかりで、茶色い水面が見えます。もう少し稲が青々としてからの方がきれいかも……。

棚田にお別れして、次のお目当てのところに着きました。なんと、駐車場に雪が残っています!

森の学校 キョロロです。子供達が、越後交通の観光バスで帰るところでした。

たまたま、2日前まで館野鴻氏の「ソロ沼のものがたり」を読んでいて、この原画展を知りました。

フロントの女性に「ソロ沼のものがたり」を読んで来たんです、と言ったら、喜ばれました。

館野氏は、「ぎふちょう」という絵本も描いていらして、こんな展示もありました。

「がろあむし」という虫の一生の本もあるようです。「ソロ沼」も、虫やカエルの一生の話でした。
悲しい結末の話もあり、子供には少し難しいかもしれません。大人に楽しんでいただきたい本です。

書店でみつけ、図書館にリクエストした本の作者の原画を楽しみ、奥に行くと興味深い展示がありました!

十日町市松之山の42年間の積雪量の記録です。1984年(昭和59年)3月は、559センチ! 大変ですね……。

長岡に住んだ12年間の年に目が行きます。2006年(平成18年)、豪雪が終わった4月に東京から長岡へ。

最初の3年ぐらいは雪が少なくて安心。2010年(平成22年)ぐらいから大雪に悩まされました。
集合住宅の2号棟3階に住んでいましたが、1号棟の前のブランコの支柱が雪に埋もれたことも……。

2018年(平成30年)に長岡を去りましたが、2020年(令和2年)は115センチ。少なすぎるのも困りますね。

一人で積雪量の展示に夢中になりました。観光バスの子供達は、木工体験でもしたのかしら?

30分ほど館内を楽しみ、フロントまで帰ってきました。アサギマダラくん、またね!

フロント前では、アオダイショウなどがガラスケースで飼育されていて、ギョッとしました!

次は、ちょっと5分ほど車で走って「美人林」へ。

「美人林」周辺ガイドです。「森の学校 キョロロ」のすぐ近くです。

長岡時代に覚えたチゴユリ 今でも大好き


「美人林は標高300mほどの丘陵地に位置する約3haの広さのブナ林です。(中略)昭和40年頃、当時の
美人林を見た材木商がスギ林への転換を持ちかけたところ、地主の一人である田辺誠二氏はブナの立ち姿
の美しさを説き、「雪を克服するまでに成長した林を後世に残したい」と、ブナ林のまま維持することを
決意しました。このブナの樹形の美しさが美人林と呼ばれ始めるきっかけとなり、その後昭和50年代には
「美人林」という名称が定着したと言われています」 ブナ林を残していただき、ありがとうございます!

涼やかな緑色ですが……。実は、この日は朝10時から30度を越し、無風で蒸し暑い……。

「ゾウさんの足」と称されるブナの幹。沢山のゾウさんに囲まれています。

こんな道を歩いていきます。相棒がクマ鈴付きのストックを持っていると、「出るんですか?」と聞かれました。

「新潟県でクマって聞いたことない」「秋田県ほどではないけれど、いますよ」という会話を交わしました

道からはずれて、一人で林の中を歩いてみました。

10分も歩いていないと思いますが、相棒が心配するといけないので、そろそろ、戻りましょうか。

この後、車に戻ったら、相棒がいません。途中でクマの話をしたご夫婦に「主人が消えてしまって」
と言ったら、「お~いって、探していらっしゃいましたよ」と教えて下さいました

相棒と再会し、ご夫婦とおしゃべりした後、車で走り始めたら、土手にチゴユリをみつけました!

イワカガミと一緒に仲良く咲いています

十日町市蓬平の温泉ホテルに一泊し、翌日は飯山方面に向かって走ります。また棚田です!

ヤマボウシの向こうに棚田と山々という美しい風景が楽しめました。

今回の旅行の本来の目的は、十日町の施設に入所している相棒の母親と面会することでした。
妹は、近くに住んでいますし、関東に住む弟も、5月の連休に会いに行ったようで、一人だけ来ないと
思っているわよ、と私が言って、計画しました。まだガラス越しで、スマホを通しての会話は
不自由でしたが、食事も普通食を食べられるそうで、体力的には元気そうでした。
ただ、息子の顔を見て喜ぶことはなく、「忙しいのに遠くまで来させて悪い」と繰り返すばかり。
生んで育てたんだから、子供に遠慮することないよ、と言ったら、通じましたけど……。
疫病神さえなければ、車で連れ出して一緒にお蕎麦が食べられるのにと残念でした。
義母の様子に心が痛みましたが、棚田とブナ林、懐かしい花たちに会えた里帰り旅行、十分楽しみました!
最初の用事が終わって11時少し前、へぎ蕎麦で有名な小嶋屋総本店の前の水車です。

「厳しくも美しい自然に囲まれた越後、魚沼の大地は美しい織物と最高のそばを育てました」

看板の後ろは、田植えが終わったばかりの稲田です。まだ苗がちい~さくて、ほとんど見えません。

準備中の札が出ていますが、駐車場は暑いので、屋根の下のベンチに座って順番を待ちましょう。

11時前から6人ほど並んでいましたが、すぐ席に通され、まもなく料理が出てきました。
へぎ蕎麦2人前と、めかぶとろろ、ミニ海鮮丼を頼み、相棒と二人で分けて食べました。

カウンター席の上の蕎麦猪口のコレクション。燕三条の県央店の店内もこんな感じでした。

次のお目当ては、大好きな棚田です。星峠まで走ってもらい、星峠の棚田を眺めます。

「星峠の棚田は、大小様々な棚田約200枚が、まるで魚のウロコのように斜面に広がっています」

展望台へと登っていると、タニウツギがきれいでした


田植えが終わったばかりで、茶色い水面が見えます。もう少し稲が青々としてからの方がきれいかも……。

棚田にお別れして、次のお目当てのところに着きました。なんと、駐車場に雪が残っています!

森の学校 キョロロです。子供達が、越後交通の観光バスで帰るところでした。

たまたま、2日前まで館野鴻氏の「ソロ沼のものがたり」を読んでいて、この原画展を知りました。

フロントの女性に「ソロ沼のものがたり」を読んで来たんです、と言ったら、喜ばれました。

館野氏は、「ぎふちょう」という絵本も描いていらして、こんな展示もありました。

「がろあむし」という虫の一生の本もあるようです。「ソロ沼」も、虫やカエルの一生の話でした。
悲しい結末の話もあり、子供には少し難しいかもしれません。大人に楽しんでいただきたい本です。

書店でみつけ、図書館にリクエストした本の作者の原画を楽しみ、奥に行くと興味深い展示がありました!

十日町市松之山の42年間の積雪量の記録です。1984年(昭和59年)3月は、559センチ! 大変ですね……。

長岡に住んだ12年間の年に目が行きます。2006年(平成18年)、豪雪が終わった4月に東京から長岡へ。

最初の3年ぐらいは雪が少なくて安心。2010年(平成22年)ぐらいから大雪に悩まされました。
集合住宅の2号棟3階に住んでいましたが、1号棟の前のブランコの支柱が雪に埋もれたことも……。

2018年(平成30年)に長岡を去りましたが、2020年(令和2年)は115センチ。少なすぎるのも困りますね。

一人で積雪量の展示に夢中になりました。観光バスの子供達は、木工体験でもしたのかしら?

30分ほど館内を楽しみ、フロントまで帰ってきました。アサギマダラくん、またね!

フロント前では、アオダイショウなどがガラスケースで飼育されていて、ギョッとしました!

次は、ちょっと5分ほど車で走って「美人林」へ。

「美人林」周辺ガイドです。「森の学校 キョロロ」のすぐ近くです。

長岡時代に覚えたチゴユリ 今でも大好き



「美人林は標高300mほどの丘陵地に位置する約3haの広さのブナ林です。(中略)昭和40年頃、当時の
美人林を見た材木商がスギ林への転換を持ちかけたところ、地主の一人である田辺誠二氏はブナの立ち姿
の美しさを説き、「雪を克服するまでに成長した林を後世に残したい」と、ブナ林のまま維持することを
決意しました。このブナの樹形の美しさが美人林と呼ばれ始めるきっかけとなり、その後昭和50年代には
「美人林」という名称が定着したと言われています」 ブナ林を残していただき、ありがとうございます!

涼やかな緑色ですが……。実は、この日は朝10時から30度を越し、無風で蒸し暑い……。

「ゾウさんの足」と称されるブナの幹。沢山のゾウさんに囲まれています。

こんな道を歩いていきます。相棒がクマ鈴付きのストックを持っていると、「出るんですか?」と聞かれました。

「新潟県でクマって聞いたことない」「秋田県ほどではないけれど、いますよ」という会話を交わしました


道からはずれて、一人で林の中を歩いてみました。

10分も歩いていないと思いますが、相棒が心配するといけないので、そろそろ、戻りましょうか。

この後、車に戻ったら、相棒がいません。途中でクマの話をしたご夫婦に「主人が消えてしまって」
と言ったら、「お~いって、探していらっしゃいましたよ」と教えて下さいました


相棒と再会し、ご夫婦とおしゃべりした後、車で走り始めたら、土手にチゴユリをみつけました!

イワカガミと一緒に仲良く咲いています

十日町市蓬平の温泉ホテルに一泊し、翌日は飯山方面に向かって走ります。また棚田です!

ヤマボウシの向こうに棚田と山々という美しい風景が楽しめました。

今回の旅行の本来の目的は、十日町の施設に入所している相棒の母親と面会することでした。
妹は、近くに住んでいますし、関東に住む弟も、5月の連休に会いに行ったようで、一人だけ来ないと
思っているわよ、と私が言って、計画しました。まだガラス越しで、スマホを通しての会話は
不自由でしたが、食事も普通食を食べられるそうで、体力的には元気そうでした。
ただ、息子の顔を見て喜ぶことはなく、「忙しいのに遠くまで来させて悪い」と繰り返すばかり。
生んで育てたんだから、子供に遠慮することないよ、と言ったら、通じましたけど……。
疫病神さえなければ、車で連れ出して一緒にお蕎麦が食べられるのにと残念でした。
義母の様子に心が痛みましたが、棚田とブナ林、懐かしい花たちに会えた里帰り旅行、十分楽しみました!
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