昨年の、、、京都旅行記をガシガシ書いております、、
さて、旅行2日目 球技の神様白峯神宮からちょっとだけ離れたコチラ
奥さんが名指しで行きたいと希望していた、護王神社。
足腰の守護神と言う事で 腰に不安のある身として是非参拝せねばと言う訳です。
平安京の建都に貢献された和気清麻呂公(わけのきよまろこう)をお祀りしている神社で
今の建物は洛西の高雄山神護寺境内より遷座して明治19年(1866)、明治天皇の勅命により
華族中院家邸宅跡地であった京都御所蛤御門(はまぐりごもん)前の現在地に社殿を造営したのだとか。
和気清麻呂公を存じ上げないので調べてみました。
奈良時代末期から朝廷に仕えた役人で長岡京からの遷都の際に桓武天皇に「京都がいいですよ」
と進言した人なのだとか。。だったら京都にとってめちゃ重要人物じゃないですか。。
(ネットで簡単に調べた程度なのでどの程度の影響を与えたのかとか不明です)
で、、なんで 足腰の神社なのかと言うと
清麻呂公は、道鏡事件※で大隅国(今の鹿児島県)へ流される時、足萎えで立つこともできない
状態だったのが※※、いのししのご守護によって不思議と立って歩けるようになったという故事に因み
足腰の守護神と仰がれているのだそうで。
※道鏡と言う法王が自分を天皇にしろと言う天命を受けたと言い出したのを嘘だと証明し、恨みを買って流罪されてしまった。
※※上記の流罪の際に足の腱を切られた(けど直った)とか、300匹のイノシシが回りを取り囲んで運んでくれたとか 所説あり。
そんなこんなで猪モチーフがそこかしこに
霊猪手水舎「鼻をなでると幸せが訪れる」と言われており、、
え、、そうなの 実は2018年もここ行ったんだけどこの記事書くまで知らなかった。
更に、亥年生まれの方には特にご利益があるそうです。
境内の狛犬ならぬ狛猪は「清麻呂公のお社には狛犬でなく狛イノシシを」という崇敬者の声により
明治23年に建てられたそうです。
で、、もう少し調べたら護王神社と和気清麻呂公って10円紙幣に描かれていたんですね。。。
やっぱり有名なんだ。。
本殿は改修中。特に桧皮の屋根の傷みが激しいそうでこれを銅板に葺き替えているそうです。
(翌年はきれいになっていました)
足萎難儀回復の碑
ここに立ってお参りすると良いそうです。 家族全員足腰の健康を祈祷しました。
左側、招魂樹(おがたまのき)の根元には座立亥串(くらたていぐし)という
願かけの串がたくさん刺し立ててあります。
ってそうだったんだ、、知らなかった。
樹齢300年の桂の木で、祈願殿建設に際しやむなく伐採した桂の根株を
チェーンソーアートの世界チャンピオン城所ケイジ氏が「生命のよみがえり」をテーマに彫刻し
翼の生えた神猪が子猪を守る姿が表現されています。 だそうで
そうなんだ、、、
色々知らないことが多かったなぁ。。。
清麻呂公のお姉さんも合祀されているのですが、その話は2018年の旅行記に譲りましょう。
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護王神社
http://www.gooujinja.or.jp/