「社労士 竹本の雑談ブログ」

人材育成・社員教育(新人・中堅・幹部)・人事労務担当者向けのセミナー・就業規則・広島の社会保険労務士のブログ

新人教育でとても大切なこと・・その2

2008-03-23 16:45:18 | Weblog
 前々回のこのブログで『新人教育でとても大切なことは・・?』では、受け入れ側の教育が実は一番大切なんですと書かせていただきました。ちょっと持っていき方が強引かとも思いましたが、主旨は受け入れていただけるのではないでしょうか。
 さて、今回言いたいことは新人教育を実施する際には概ね ①学生と社会人の違い ②御社の経営理念 ③仕事の取り組み方 などを御社のスタッフで、あるいは我々のような外部講師を活用して教育されると思いますが、その時に『新人を守ってくれる社会保険制度』について教育する時間を必ず入れておくことが大切です。
 会社に入社して関わってくる社会保険制度には、労働者災害補償保険・雇用保険・健康保険・厚生年金保険(国民年金)制度などがありますが、これらのうち、雇用保険・健康保険・厚生年金保険の保険料は会社がその半額を負担してくれていますし、労災保険では全額が会社負担です。このことを何も知らずに当たり前だと思われてはいけません。
 会社が社員を大事と考えるから加入しているのであって、それぞれの保険制度の内容を事例を挙げて説明し、万が一のことがあっても困ることがないためのシステムであり、だからその保険料も負担してあげているということを理解してもらっておいて下さい。でないと先輩社員とのよもやま話などをしている中で自分にとって都合のいいことばかりが頭の中で一人歩きをしてしまい、何かあると権利ばかりを主張する社員に育ってしまいますよ。
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1 コメント

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社会保険って (散策人)
2008-07-07 01:28:06
社会保険って、会社が社員を大事に思っているから加入しているのですか?加入していても社員を大事にしていない会社が一杯ですよ!!!
しかも、労災保険に加入していなければ労働基準法による補償をしなければならないのでは?労災保険はある意味事業主のためにあるもので労働者のためにあるものではないですよね。だから事業主が保険料支払うわけで・・・。それを「会社が全額負担してくれているのだから(ありがたくおもえ)」というようなことはちょいと違うと思いますよ。
社会保険の講習をすることは大切だし重要とは思いますし、会社が負担していることもちゃんと理解することは必要ですけど、労働者の権利主張と会社の社会保険の保険料負担とは本来は少し違う次元の話だと思います。
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