ぐりの絵日記ブログ

略してぐりぶろ。へたくそな絵で最近の近状を報告します。うちの犬のことについてもたまに書きます。

こんどは核融合だ

2005年04月23日 14時37分19秒 | 電子工学
昨日の続きです。
光の話が終わり、つぎは「電荷」についての復習です。
ここで今度は核分裂、核融合の話になりました。

今の原子力発電所はウランの核分裂が常に持続している状態でないと発電ができない。炭素の制御棒を正しく扱わないとエネルギーが大量に発生し爆発してしまうそうです。
チェルノブイリの事故は制御棒が動作しなかったのが原因らしいです。
そんな危ないもんが日本でも稼動してるとするとチョッと怖くなりますね。

それだけじゃなくて熱エネルギーを受け取る水も危ないそうです。
原子力発電のエネルギーの伝道を表すと

核分裂→熱エネルギー発生→水(圧力をかけて沸点を上げているもの)→水(ふつうの)→蒸気→タービン→電気

らしいです。
圧力をかけている水は核分裂で発生した放射能を含んでいますし、圧力がかかっているので小さな穴がその水がとおっているパイプにあいただけで爆発する可能性があるそうで。
原子力発電はクリーンなエネルギーですが 多大なリスクを背負って稼動しているのですね。

そして、次に考えられているのは水素と水素を核融合させてヘリウムを作る過程に発生する膨大なエネルギーを利用する核融合発電というのも考えられているそうです。
コレが実現すれば、バケツ1杯の水から な!なんと2バレル分の石油のエネルギーと同等のエネルギーを生み出せるそうです。
す、すっげーーーー!!
でも核融合で発生するエネルギーもとてもでかいものなので扱いを間違えると
原子力発電同様大惨事につながることもあるそうで。

(追加。
原子力発電よりリスクはかなり少なくなっているようです。核融合発電を行うときの炉心は高温ではありますが蓄えられているエネルギーは少ないそうです。そして放射性廃棄物も原子力より少なくすることが可能だそうです。ますますすごいや。このサイトにいろいろ書いてありました。http://p-grp.nucleng.kyoto-u.ac.jp/fusion/fusion.html#fusion

どんなにすばらしい技術でも必ずデメリットがある。
それは技術だけではなく物や社会の出来事なんかにも言えるんじゃないでしょうか。