ヤクルト2

例の女子社員が珍しくヤクルトをくれた。

ブログに書いたからか…？

おかしい・・・

何かある・・・

何かあるはずだ・・

ヤツが俺にヤクルトをくれるはずがないッ！

何だ？

何が狙いだ？

考えろっ！考えるんだ！

じっちゃんの名にかけてッ！

ヤツは何かたくらんでいるはずだ。

金か？

いや、それはない！

俺にカネが無いのは知ってるはずだ。

では何故？

わからない！

毒入り・・・？

ありえる・・・

俺を殺す気か・・・

メリットは・・・？

愉快犯か？

毒物混入の痕跡を探す俺。

・・・異常はなさそうだ。普通のヤクルトだ。

ますますわからない・・

何故だー！

パッケージをまじまじと見つめる俺・・・・



んっ？


こっ・こ・・これはッーっ！！！









賞味期限切れてるやンけー！

納得！

残飯処理って奴ですね。

くさったメシ食えって奴ですか。

ありがとうございヤス！

ヤクルト

例の女子社員は僕にだけヤクルトをくれない！

彼女は営業社員に毎日ヤクルトを配っている。

おつかれさまの意味合いだろう。

でも、僕にはくれない・・・

何故・・・？

こんなに栄養失調気味の体型をしているのに！

何故・・・？

毎日の食事メニューのバランスが悪いのに！

何故・・・？

彼女は毎回たくさんのヤクルトを仕入れる。

会社の冷蔵庫はヤクルトでいっぱいだ。

でも、僕にはくれない・・・

何故・・・？

あんなに物欲しそうな眼差しで見つめているのに・・

く・れ・な・い・！

何～故ッ！