缶コーヒーのおまけで今こんなのがあるんですね。
「栄光の名馬コレクション」です。
競馬好きにはたまらんですね。
ネタも無いので馬の話をしましょう。
とりあえず、このモデルになっている「サイレンススズカ」のお話。
私の中で「歴代最強馬は?」と問われれば間違いなくこの馬を上げるでしょう。
それぐらい競馬の常識をひっくり返した馬であると思います。
普通、競馬のレースで一般的な勝ち方といえば、最終コーナーを回って最後の直線でのラストスパートで足をためて抜け出した馬が勝ちます。
常識的に考えるとスタートからトップをとって抜け出して、最後まで逃げ切った方が勝ちやすいと思うかもしれませんが、競馬は単純にそうではないんです。
走ってるのは馬なので、最後まですっと頑張って走ってくれるわけではないのです。(体力の問題もありますし)
途中サボったり、気を抜いたりするんです。
特に最後の直線では、一番前にいる馬(逃げている馬)は目標にされ、大抵逃げ馬はゴール手前で差されてしまう(抜かれてしまう)ことがほとんどなのです。
無論、うまく逃げ切ってしまう馬もいますが(ツインターボやダイユウサクの様に)、基本的にレース展開がうまくいった場合だけで、よっぽど強い馬で逃げて目標にされる形になると、勝つことは大変難しいのです。
そんな中で、このサイレンススズカはその圧倒的なスピードを生かして楽々逃げ切りを続けたのです。(デビューしてしばらくは伸び悩みましたが・・)
武豊を鞍上に従えてからはまさに無敵。
悠々と逃げて、最後の直線も又延びて逃げ切る。
競馬の勝ちパターンを完全に変えてしまいました。
圧巻なのは、天皇賞(秋)の前哨戦として行われた毎日王冠でのレースっぷり
相手はあのエルコンドルパサー(後に凱旋門賞2着)と怪物グラスワンダー(グランプリレース連覇馬)。
この日はGⅡなのにGⅠ以上の観客が集まったそうです。
あのレースはビデオに撮ってありますけど、スゴイの一言ですね。
エルコンドルパサーに影をも踏ませない圧倒的な勝利。
観ていて鳥肌が立ちました。
この分だと続く天皇賞(秋)も楽勝で勝つだろうと、大量の馬券を買ったのを覚えていますが、残念ながらこのレースで左前足粉砕骨折(右だったか?)し予後不良。安楽死処分となってしまいました。
馬券が外れたことよりも、あれだけの素材がこの世から消えてしまったことの方が悲しかったのをよく覚えています。
もうあのような走りをする馬はきっと出ないと思います。
それくらい今までにない走りをしていた馬だったと思います。
個人的には、ディープインパクトとやってもサイレンススズカが勝つと思います。
あっ、すげー文章たくさん書いちゃった・・・
ひさびさに、興奮してしまいました。