絵はこれだけですが、インタビュー記事もあります。内田先生の『草空間』が載っています。
阿部寛（サイン入り）。栗山千明さんの長い髪が好きだったのですが坊主でがんばってました。大勢が1人何役もこなす楽しい劇でした。
東山紀之 生田斗真。男性のみで夫人たちを演じていました。舞台もドレスも豪華でした。無理な高い声を出さずに、マツコデラックス同様、自然な男声でしゃべるので、歌舞伎とは違いました。
シェイクスピアを鋼のような筋肉の黒人男性たちが、Ｔシャツとスカート、短髪で演じているのを見たことがありますが、しぐさはかなり女っぽかったです。演技が上手いので視覚的に耐えられるギリギリの線でした。
今回はドレスとカツラがとても美しく完璧女性だったので、やりすぎのしなを作る必要がなかったようで、良かったです。
木場勝己さんが全くのおじさん声で夫人を演じ、コミカルで面白かったです。
ヒットラーは、生田さんの迫力、東山さんのすっきりとした軍服スタイルが、夫人の演技と違いがあって楽しめました。
東山さんの金髪はできればぴっちり横わけで、なでつけて欲しかったけれど、軍人にしては子供っぽいバサバサヘアでした。若さを表現するためだったのかも知れません。
どちらもせりふが大量で大変だったことと思います。
パンフの写真はポートレートがとてもきれいです。
ヤングヴィクでのジュード・ロウのBGMの記憶のないシンプルな舞台と違い、音楽がないシーンがないくらい、シルク・ド・ソレイユを思わせる、ショーのような派手な舞台でした。せりふのところでは音量が下げられて、言葉は聞き取れるようになっていますが、音楽の強弱が激しく繰り返されるので好みが分かれそうです。ゆっくり落ち着いてせりふを堪能したい人には向いてないかも。
大竹しのぶ、松たか子。大竹さんは台本をもらうと一日で一冊全部覚えると聞いたことがあります。ハリウッド女優のメリル・ストリープもインタビューで「最近は歳で一日で覚えられなくなってしまって」と笑っていました。「さすが大物は違う」と、ますます尊敬しています。
原作者遺族に唯一上演を認められた劇団。シンプルな舞台ですが、充分楽しめました。
本には子供の頃の写真がたくさん載っています。Aaronのうちわのようなリーフレットは来日したときのものでしょうか。デパートかどこかのステージの上を元気よく飛び跳ねていたような。
子供向けミュージカル。歌の部分はCDが使われているように聞こえました。
