”知財コミュニケーション研究所 知財コミュニケーター”® 知財活用コンサルタント・セミナー講師:新井信昭のブログ 

「社長! その特許出願ちょっと待った!」。「見せない 出さない 話さない」と「身の丈に合った知財戦略」で企業を元気に!

パテントトロール 農工大授業

2012-03-30 10:03:15 | 大学・大学院における活動
おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。

話題には上がっているが、日本では表だって大きなトラブルは報じられていない。

パテントトロールの問題。

次の記事によれば、米国において韓国企業相手の訴訟が117件。

その半分以上の66件が、特許保有会社によるものとされています。

詳細はこちらです

自分では実施しないで第三者にライセンスするビジネスモデルを、どう考えるか?

そもそも発明は実施してこそ価値があるのか、持っているだけでも価値があるのか?実施には「実施させる」も含むのか?

農工大の授業では、これらの点を学生たちと議論する予定です。

1コマ目では、パテントトロールの定義、問題点、対策などについて講義。

自分では実施しないで第三者にライセンス、する者を「パテントトロール」と呼ぶのであれば、大学TLOでさえもそれに当てはまってしまいます。

まず、議論する前に、何をもって「パテントトロール」というのか、という定義が大事です。

2コマ目では、ある特許管理会社の方を招いてお話を伺うことにしています。

私も含め学生たちと議論していただき、「パテントトロール」の良い点悪い点を客観的に見るよい機会にしたいと思っています。

今日もお読みいただき有難うございました。

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