会長の映画のお部屋

このブログは、映画を見た人が「あぁ~っ!それわかるぅ~」って内輪ウケするためのものです。映画見てないと意味ワカリマセン。

せかいのおきく(2023年 日本 89分) No.686

2024年03月01日 | Weblog
「ライトハウス」(No.618参照)でも同じ趣旨のことを書きましたが(笑)、モノクロ画面でよかったです(※ただし時々はカラーになる)。江戸の町の糞尿を買い集め、農家に有機肥料として販売する商いをする2人の青年を軸にした物語ですから、カラーで見たらウッとなるような描写が満載です。あっ、モノクロでも充分、ウッとはなりましたけどね(苦)。

とくに、長雨が続いて長屋の肥溜めが溢れた描写はトリハダもの。長屋って、汚いし(失礼)、冬は寒そうだし、昔の人って身体が丈夫だったんでしょうね(笑)。会長が長屋に住んだら、間違いなく1年以内に病気で死ぬと思う...

本作によりますと、当時すでに大都市であった江戸の町で出た糞尿を、手漕ぎの舟に乗せ農村地帯まで運び、肥料として販売する商いがあったもよう。昔はヒトの糞尿を肥料として使っていたことは知ってはいましたが、まさか船に乗せて何キロも輸送、流通させていたとは...社会勉強になりました。
で、運んだそれを、畑のウネに掘った溝に柄杓で流し込むんですけども、昔はお腹に寄生虫(ぎょう虫など)がいる人が多かったのもうなずけますね。昔のサラダはとても危険です(爆)

短い尺に詰め込んだので、少々、説明的なセリフが多いですが...
黒木華さんの名演技は必見! 80点


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