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NPO個人ケイ&リルこの世界のために 全日本動物愛護連合 アニマルポリス 動物愛護党

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黒い毛むくじゃらの小さい犬が首輪だけしてトボトボと不安そうに歩いてたから

2014-02-19 23:41:34 | ヤリタイo(^∇^)oホーダイ

リードなしで散歩してるのかな?

そう思った。

でも何人かの通行人が通り過ぎても、あっちを見たりそっちを見たりきょろきょろしながらゆっくりと歩いてるだけだった。

噛みそうな犬じゃなかったから、こっちに近づいてきた時に触ってみた。

顔を覗き込むと、左目が白内障で見えないようだった。

もこもこで毛が湿っぽくて、おとなしい犬だった。

車や自転車に当てられたり、酔っ払いに蹴られたりしたらだめだと思って、しばらく道の端に一緒にいることにした。

首輪には名前は書いてなかったから、万が一のことを考えた。

捨てられたのか?

なでなでしながらそばにいると、最初に見た時よりも落ち着いてきたように見えた。

コンビニに行ってすぐに帰るつもりで薄着だったからしまったなと思いつつ、ちょっと迷子になってしまっただけだろうと期待を持って、10分ぐらい待っているとおばあちゃんが向こうの角からリードを持って現れた。

良かった。

ああ良かった。

家から散歩に出る時に、リードを付ける前に飛び出してしまったようだ。

おしっこがしたかったから急いで出てしまったんだとおばあちゃんは言う。

「朝の7時ごろと、22時ごろのこの時間にいつも散歩してんねん。そこの公園まで行くねん。」

「それはめっちゃおしっこ我慢せなあかんやん。」

「そうやな。家でしてくれたらいいんやけど絶対に家ではせぇへんねん。」

「ほんなら昼か夕方にちょっとそこまでトイレするだけでも出してあげた方がいいで。病気になったら病院代もかかってしまうやろ?」

「そうか、じゃあこれからそうするわ。病気になったらかわいそうやしな。」

「こんなおとなしい犬、虐待するために連れて行かれたりするから目を離したらあかんで。」

「そんなことする人おるんか、気を付けるわ。」

「何歳なん?」

「もう11歳ぐらいかな。こんな小さい時から飼ってるんや。」

「おばちゃん一人暮らし?」

「そうやな、この子と二人暮らしやねん。」

「ほんならおばちゃんも健康に長生きせなあかんな。」

「そうや、この子より先に死なれへんからな。でも息子がおるから、離れて暮らしてるけど何かあったら面倒見てくれる。」

「それはちょっと安心やな。」

「みーちゃん、良かったな。ありがとう。あんた犬触って怖くなかったんか?」

「噛むような子か見てから触ったから大丈夫やった。動物愛護のボランティアもやってるから。」

「そうかいな。犬好きなんやな。」

「犬もやけど、動物みんな一緒やから、俺は肉も食えへんようになってん。牛もかわいいやろ。」

「それはそうやな。この子は夏になったら散髪したるねん。今は寒いやろ。」

「ほんまやな。」


そして、今度はしっかりとリードを付けて、仲良く二人で家にかえって行く後姿を見送った。

いつか、白内障で両目とも見えなくなってしまう可能性が高い。

うちの娘もそうだった。

二人とも健康で、長生き、、はしなくてもいいから幸せに安らかに最後まで生きてくれたらいいな。


首輪に迷子札を付けとかないといけないことを言うの忘れてる、とこれを書きながら思った。

大失態だ。

いつかまた会ったら、首輪にマジックテープでつけられるALIVEの迷子札をプレゼントしよう。








2014/2/19






実験犬シロのねがい (ハンカチぶんこ)
ハート出版



それは、クリスマス・イブの夜のこと。1匹の白い犬が星になりました。
その犬の名は、シロ。
わずか1年でしたが、シロは愛情をいっぱい受けて旅立てたのです。

シロは虐待を受け、動物管理事務所に連れてこられ、『実験動物』として病院に売られた犬でした。

『実験動物』というのは、医学の研究や、薬の開発のために、痛く苦しい目にあいながら、
人間の身がわりとなって、生きたまま実験をされる、痛ましい動物のことです。

体を切りきざまれ、毒を飲まされ、苦しむ状態をつぶさに観察されながら、なぜ、自分が、
こんなにひどい目にあわされるのかもわからずに、ひとりぼっちで死んでいくのです。

シロは、病院ですぐに脊髄神経を切断するという、とてもつらい手術を受けました。
切られた神経が、どうやって回復するか調べる実験だといいます。

しかし、シロは手術の後、どんな手当もしてもらえませんでした。
傷口が化膿し、下半身に膿がたまっていましたが、手術した医者たちは見にも来ません。
手術で体力が衰えている上に、疥癬という皮膚病に感染し、全身の毛が抜け落ちました。

このまま放置されれば死んでしまう寸前で、シロは動物保護団体の人たちに助け出されたのです。

そして、かわいそうなシロの姿がいくつものテレビ番組で放映され、新聞や雑誌にも大きく
取り上げられると、日本中からシロへの励ましと、病院への抗議が殺到しました。

これは、捨てられ、実験される犬たちと、そうした不幸な犬たちを救うために戦う人々の実話です。


動画でもごらん頂けます。

実験犬シロのねがい―動物実験の無益さを社会に問いかけた犬の物語
http://www.youtube.com/watch?v=xugmj2zs0uc







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