韓国ドラマ ラブレイン 20話 ②

　　　
最終話後半


ハナが帰国した場面から・・・


「わかってたけど・・・そんな人だってことは・・・」




スーツケースを両手に引っ張って出発するハナ・・・




ホワイトガーデン

中から出てきたジュンと買い物から帰ったソノ

「どうしてここにいるんだ？今日はハナさんがアメリカから戻るんだろう？
空港へ行かなかったのか？」

「どうして俺が空港へ行くんだよ・・・」

「昨日のハナさんのメールでは、まっすぐお前のお母さんのところへ行って
そこからここに来るって言ってたから、お前が一緒に行ったのかと思った」

「・・・出かけてくる」



ハナがへジョンの家にやってきた

呼び鈴を押して待っていると中から出てきたへジョン

「どうしたの？」

「お母さん、お久しぶりです」





「空港からまっすぐ来たの？バスで？
バス停から遠いのに・・・よく歩いてきたわね」

「・・・・・」




へジョンの家のベランダの鉢植えに水をあげているハナ

「お母さん、私がいなくてもちゃんとお水をあげてたんですね」

「だから、そのために毎週来ようと思わなくていいのよ～
アメリカには２か月いたのよね？・・・お母さんはどうなの？」

「手術は成功して、元気にやっています」

「そう、それは良かったわ・・・もう帰りなさい」

「ご飯食べていってらだめですか？」


そこに帰ってきたジュン


「あなたも一緒に食べていく？」

「外で食べる」

「ここで食べたいんです！」

ハナとジュンの顔を交互に見ながら　へジョン　「ケンカでもしたの？」

「いいえ」

「じゃ、食べていきなさい」

ハナをにらみつけるジュン






黙って食べているジュン



二人の様子がおかしい・・・

「どうしたの？なにかあったの？」


「ないよ」





「ハナがいないからって、全然家に帰らなかったじゃない？」

「私がまた、毎週来ますから」

「あなたに来いと言ってるわけじゃないのよ
でも、どうしてそんなに長くアメリカにいることになったの？」

「樹木園の仕事で・・・
私たちが輸出した木の世話をする人がいなくて
たまたまアメリカにいた私に先輩が・・・」


横を向くジュン



「ハン・テソン代表のこと？」

「先輩は・・・2，3回来たりして・・・」

「何回だよ？」


「あなたたち、そんなことでケンカしてるわけ？
仕事なんだからわかってあげなさいよ
（ハナに）あなたも、2週間といっておいて2か月もいて
誰でも怒るんじゃない？」








「すみません」

「仲直りしなさい、大人げないわ
一緒じゃないと生きていけないとかいって・・・些細なことでケンカして・・・」

二人を残して席を立っていくへジョン


「ごめんなさいってば・・・」

「何を謝ってるんだ？・・・もっと早く帰ってくればいいんだろ」






ホワイトガーデンに帰ってきたハナ

スーツケースを重そうに運んできた


「あぁ～、重い、運んでもくれないのね・・・
2か月ぶりだわ～」


壁にかかっているイナの描いた絵


「2度と別れたくないって言ったのに、もう4回も別れてる・・・」

現れたジュン

「あの時を入れると、5回だ・・・いい訳でも聞こうか・・・」


「先輩とはそんなんじゃなくて・・・
韓国で育てていた木のために一生懸命働いたのに怒られるわけ？」




「そんなことで怒ってるんじゃない・・・
2週間の予定だったのが、1週間、1週間と延ばして
結局、ひと夏向こうにいたんじゃないか
俺のことなんか考えなかったんだろう？」


「考えたわ！とても、考えたのよ！
毎日会いたかった！・・・仕事が終われば、ずっと会えると思っていたのに」


「そんなに俺に会いたかったら、仕事放り出してしまおうとか思わなかったのか？」

「あなたには才能があるから、いくらでも次があるからね」

「何言ってんだか・・・」

「・・・・・」





「会いたかった・・・」





「・・・・・」





ジュンに抱きつくハナ






ハナの手をほどいてキスしようとするジュンに

「別れたいんじゃないの？」とイジワルするハナ





そして・・・








ハナにパスタを作ってあげたジュン

「こんなに食べられないわ～」

「残してもいいから、食べよう」






ジュンの声
　＜こんなふうにゆっくりと・・・時にはめまぐるしく激しく流れる日常の中で
俺たちは共に誰かの互いの成長を見守り、新たな世界へ旅立つ誰かと別れた＞














ミホのスタジオ撮影

快調に撮影はすすんでいるところでミホが発した言葉

「しばらく私の写真は撮れないから、今日はたくさん撮っておいてね」

「なんだって？」

「私、パリに行くの・・・パリコレに出たいから」

「どうして俺に言わなかった？」




「こんなふうに・・・ビックリさせたかったの
今日が最後だからきれいに撮ってね」




「・・・・・」


最後の一枚を撮り終えたジュン「よかったよ」



スタジオ全員拍手のうちに撮影終了・・・


「ありがとう・・・・・お疲れさまでした」

「お前が一番だよ」







ホワイトガーデンの庭で作業中のハナ


ソノが電話をしながら中から出てくる「結婚？一回しか会ってない子と？」





向かい合って座るソノとハナ

「お見合いしたんだ・・・母がとても気に入ってしまって・・・
でも、ほかに好きな人がいるらしいんだ・・・傷ついてたみたい」

「ダメですよ！傷ついている子を見るとすぐ好きになっっちゃうから・・・」





「ハナさんの心配事は？・・・ジュンと結婚しないの？」

「私たち結婚できるのかしら・・・？」

「何言ってんの？ジュンに話してみたら？
デートも飽きたから結婚しないって、言ってみたら？」

「ふふふ・・・」

「僕はもう傷つきたくないから」

「えっ？」

「あっ、なんでもない・・・なんでもない・・・」








ジュンとハナの恋愛は穏やかに進んでいる


じゃれ合ったりお茶を飲んだり、ジュンの買い物につきあったり・・・






レストラン


「食べたら何をしようか？」

「食事して、映画を観て、遊園地に行って・・・
そういうのは散々してきたから、何か特別なことしない？」




「どんなこと？」





「ダイヤモンドスノーを見たり、朝の霧を一緒に見るとか・・・」




それを聞いて笑うジュン

「北海道に行こうか？」

「ほんとう？」

「行きたい？」

「うん」嬉しそうなハナ


ジュンの携帯が鳴る



急いでへジョンの家にきた

二人・・・ハナが先に部屋に入ってきた


「大丈夫ですか？」

「入って！頭が痛くて・・・」


ジュンは、またか・・・という雰囲気


「ジュンはお母さんが病気でも心配もしないのね？」

「病気だという時は、何か話したいことがあるんでしょう？」

「本当に意地悪なんだから・・・それにひきかえハナはいつも駆けつけてくれる」

「大丈夫ですか？」

「あなた、まだスタジオに住んでるの？」

「はい・・・」

「やめろよ・・・」

「スタジオで女の子と一緒に住んでいるのかって聞かれたわよ」

「誰が気にするんだ？俺は住んでないし・・・」

「私がどこか別のところを探しますから」


「いっそのこと、結婚しなさい！」




「・・・・・」




「・・・・・」




顔を見合わせるふたり・・・







ホワイトガーデン

庭のベンチに座ってイナから届いたハガキを見ながら考え事をするジュン

その様子をテラスから見ているハナ






カフェでテソンと会っているハナ


「本当に行くのか？
お前が始めたことだから最後までやってほしいけど
3カ月は向こうにいなきゃいけないぞ、大丈夫なのか？」




「考えてみる・・・」

「ソ・ジュンさんは大丈夫なのか？
2カ月でも大変だったのに・・・、お前たち何かあったのか？」

「彼のために離れるの・・・今混乱していると思うから・・・」







ホワイトガーデン・2階

ジュンの背後から近づいて後ろから抱きつくハナ

「今日の夕飯をつくってあげようか？」

「俺やることがあるから・・・家で仕事もしないといけないし・・・」

「話したいことがあったのに・・・」

「今度話そう、こんど・・・電話するよ」

つれなく席を立っていくジュン






夜・ベッドで寝ているハナの携帯に着信

「（メール）庭に降りてきて」


ドアを開けると庭に光の道ができている







ジュンと一緒にベンチに腰かけると、目の前に大きなスクリーン






「これを一緒に観た人は、その後ずっと幸せになれるそうだ」





写し出される思い出のシーン・・・






「この時、俺はもう恋に落ちてたな・・・」




「・・・・・」







「この時のお前は本当にきれいだった・・・俺はあそこで負けてたんだ」









「幸せな朝だった・・・」




「この日は俺にとっても悲しい日だった・・・」





ハナの手を取り立ち上がるジュン




ハナの髪をかきあげながら話すジュン

「こんなふうにお前が変わっていくのを、俺たちが変わっていくのを見たいんだ
一緒に見たいんだ・・・お前はどう？」




「・・・・・」




「俺と結婚してくれる？」




涙ぐんでうなずくハナ


























イナから届いたハガキを見ている

「なぜこれを見ていたの？」

「どんなプロポーズをしようかと考えていたんだ」

「結婚したくないのかと思っていたわ」




じゃれ合うふたり・・・





イナの声＜愛し合って幸せに暮らしなさい＞










ウエディングドレス姿のハナがホワイトガーデンに走りこんでくる

後を追ってきたジュン

「おい！何してるんだよ？」

「今、水をやらないと枯れてしまうわ」

花の水やりを始める




「じゃぁ、先に来ればよかっただろ？
遅れたらお前のせいだからな」




「私たちがいないと始まらないんだから・・・さ、これでいいわ」





手を差し出すジュン　「行こう！」




駆け出すふたり・・・




何かに気がついたジュン・・・





ほっぺにキスをしてくれるようにせがむジュンに笑顔のハナ





そして・・・唇に・・・













幸せなジュンとハナの姿で終わり・・・







20話前半で、アメリカに旅立ったユニの手紙にあった言葉

「あなたたちが一緒になれるように、私たちが30年前に出会ったのだと思う」

このドラマを最後まで見て、この言葉がとても印象に残った
結ばれていた赤い糸が、運命によって途切れて、またつながって・・・
親子二代の愛の物語は、ずっと永遠に続いていく・・・のでしょう





久々のユン・ソクホ監督のドラマは、やはり映像がとてもきれいで
音楽が美しく、印象に残るシーンや場所がたくさんあった

主演のふたり、グンちゃんとユナさんもとても素敵で
ふたりの周りを固める役者さんたちも好演されていて
記憶に残るドラマと思う


つぎにソウルに行くことがあれば、ホワイトガーデンに必ず行き
“ラブレイン”の世界にどっぷり浸るという目標もできた


楽しめたドラマでした・・・・・。




























長い間、お付き合いくださって、ありがとうございました。

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