先日、地元の友人から、
ダブルバインドという興味深い言葉を教えてもらいました。
これは、階層の異なる相反する二つのメッセージを同時に受けて、
即座に反応を求められることで身動きがとれない状態になることを表します。
このようなメッセージとメタメッセージが矛盾するコミュニケーションの状況におかれると、
本人はとても強いストレス状態におかれます。
例えば、母親が子供に対して口では「愛してる」と言いながら、
嫌悪の表情をしていた場合、子供はどちらを信じていいのか分からなくなることなどがあげられます。
提唱者の文化人類学者のグレゴリー・ベイトソン曰く、
このような状態にさらされると統合失調症に似た症状を示すことがあるそうです。
例えば、
言葉の裏の意味を考えすぎるか、
言葉の文字通りの意味しか受け取らなくなるか、
コミュニケーションそのものから逃げるようになるかなどの症状が現れるのだそうです。
これはカウンセリングなどの現場で使われることもある理論なのだそうですが、
まったく恐ろしいことに、インターネットでダブルバインドという言葉を検索をすると、
このダブルバインドをナンパや営業の仕事に生かそう!というようなページも散見することができました。
ベイトソンさんも冥土でずっこけてしまうことでしょう。
興味深い理論も動機次第でどこまでも不純になってしまうんですね。
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