ちょっと天文とは離れますが・・・
つい3年ほど前まで家族帯同で中国蘇州に住んでました。
武漢にも主要サプライヤーがあったので4,5回出張しました。
黄鶴楼(扉写真がそうです)や周黒鴨(ダックの首)なんかいい思い出です。
昨今のコロナウイルスの出来事は、とても他人事とは思えない気持ちでいます。
タイミングと場所が少し違っているだけで自分と家族がそこにいたかもしれない、
いたらどうしていただろうか?とか考えます。
(いなくて良かったとは思いたくありません)
テレビでニュースなんかを見ても妻とそういった話をします。
向こうにいたときは子供二人は日本人学校に通っていました。
日本人学校は年間でクラスの半数以上が入れ替わるような環境なので、
慣れているということもあると思いますが、みんな転入生をとてもやさしく
温かく受け入れてくれます。
いつまで一緒にいられるかわからないという気持ちからかクラスの結束が
とても強いです。
(そういう環境に娘をつれていったのは申し訳なく思う気持ちもありますが、
このような経験ができたことはよかったと思う点も多々あります)
現在日本人学校、春節から3/2まで休みのままのようです。
長引けばそのまま6年生と中学3年生は卒業式すらできないかもしれません。
日本全国から集まってきているので、普通の学校と違って、簡単には卒業生同士
は会えないのです。
なのでチャーター便での帰国者がちょっとバッシングされている感じのネットの
ニュースなんかを見ると何とも言えない気持ちになります。
早く終息してほしいです。
ちょっと真面目に書きましたが、
天文用機材も中国製が多くありますよね。Goto dob(これは台湾ですが)、
賞月観星はもちろん、意識していないアクセサリー類もほとんど中国製です。
あと、ZWOは蘇州の工業園区にあるようですね。
私の住んでいた新区から15kmくらいのところです。
(私はZWOのCMOSを使っているわけではありませんが)
私自身も中国現法での製造に携わっていましたし、現在も日本からかかわって
いますが、ワーカーの確保、物流の混乱等でまだまだ厳しい状況が続いています。
でも、すこしずつ生産再開の兆しは見えてきていますので、
中国の望遠鏡メーカーが早く我々を楽しませてくれる製品の生産を再開できるといいですね。
最近 山川異域 風月同天 という言葉を物資と一緒に送ってネットで話題になっていますが、天文ファンとしては 山川異域 星月同天 という気持ちでいます。