「ようやくわかりましたよ、GOTO DEBU、
よしんばASI294MC PROが使えなくても、
よしんばASI294MC PROが使えなくても、
2倍バーローで倍率を変え、6Dの制圧下で撮影ができる、
二段構えの作戦ですな」
「天体撮影は非情さ。そのくらいのことは考えてある」
「天体撮影は非情さ。そのくらいのことは考えてある」
てなわけで、実はASI294が到着する前、6D+笠井製の2×EDバーローで
撮影が可能か試してみていました。
倍率を上げても追尾精度が大丈夫なのかを確認したかったのと、
バーローは惑星撮影でも使えるので無駄にならないと思い購入していたので。
笠井製2×EDバーロー
6DにこれをつけてM51を撮影しました。(コマコレは無しです)
M51 (6D + 笠井2×EDバーロ-)
skywatcher GOTO DOB 12' 口径305mm
笠井製 2×EDバーロー 3000mm相当
EOS 6D RAW ISO10000 10秒×95枚 総露光時間 950秒
EOS 6D RAW ISO10000 10秒×95枚 総露光時間 950秒
倍率上げただけあって解像度上がってますが、撮影時間短いので
暗く、かなりざらざらに荒れてます。
それで、露光時間短いのをブーストするためにあぷらなーとさん直伝の
2×2ベイヤービニング処理を行いました。
M51 (6D + 笠井2×EDバーロー その2 2×2ビニング後コンポジット)
ベイヤーで2×2ビニング後コンポジット、画像処理したものをL、
デモザイク後に2×2でビニング後コンポジット、画像処理したものをRGBとしてLRGB合成
こうすると6D+バーローも結構頑張ってますが、先日のASI294MCでの
画像よりはかなり見劣りします。
ただ、6D+バーローは露光が950秒と短く、ASI294のM51は2040秒と
倍以上の露光のため、そのまま優劣は決められません。
そこで、ASI294MCで撮影した画像のコンポジット枚数を同じ95枚、
露光時間950秒に減らしてみます。
(204枚と同じくモノクロでコンポジット、6Dのカラー画像とLRGB合成)
M51
ASI294MC PRO 204枚 ⇒ ASI294MC PRO 95枚
だいぶ荒くなりました。
これを95枚どうしで比較します。
6D+2倍バーロー+ビニング 95枚 ASI294MC PRO 95枚
並べてみるとやはり解像度はASI294MC PROの方が良いようです。
ローパスフィルター有無、バーローの収差なんかが影響しているん
でしょうか。でも意外と6D+バーロー+ビニングも健闘してますね。
200枚くらいコンポジットすれば大分変ってくるかもしれません。
ただ、バーローで2倍に拡大(面積だと4倍)しておいて、
ビニングで画素数1/4にするってのもなんだかなあという感じがしますし、
いろいろと処理が煩雑なので、やはり視直径の小さな天体はASI294で
狙うことにします。
というかこれでもし6D+バーローの方が良かったら、
ASI294をせっかく買ったのに・・・ということになってたので
ひとまず良かったです。