馬頭星雲

天候の回復が間に合ったのは幸いである。

２０分後にはオリオンが南中する。

このタイミングにドブの多枚撮りで馬頭星雲の撮影を

仕掛けたと言う事実は、古今例が無い。（ホントに？）

地球の自転につられ、うかつに撮影すれば、

GOTO DOBとて一瞬のうちにブレてしまうだろう。

しかし、赤道儀が子午線越えでアタフタしている今こそ、

経緯台で撮影するチャンスだ！！。

第１目標、木馬・・・もとい馬頭星雲！　

第２目標、燃える木星雲！

戦闘時間は3時間と無いはずだがGOTO DOBであれば

この作戦を成し遂げられるだろう。　期待する！！

ということで、（どういうことで？）

2020年度の目標第一弾、馬頭星雲をやっつける作戦に出撃してきました。

週末ちっとも晴れないので、しびれを切らしてド平日の水曜日の出撃です。

（と思ったら今週末は天気良いですね・・・・）

撮影風景　（梓川上流の堤防です）　　　　ライブビュー10倍でピント合わせ

「赤道儀がついていない」
「あんなの飾りです！偉い人にはそれが分からんのですよ！」
「使い方は説明書を読めば分かるが…自動追尾な。私に使えるか？」
「goto dobの撮影能力は未知数です。保証できるわけありません！」
「はっきり言う。気に入らんな」
「どうも。　気休めかもしれませんが、goto dobなら上手くやれますよ！」
「ありがとう、信じよう」

ほんとすみません、どうしても赤字部分が書きたくて・・・すみません。

で、今回は馬頭星雲を250枚ほど撮影

そのまま春の銀河祭りに突入しようと思い、M81-82にとりかかったのですが、

夜半過ぎに風が出てきて、写真を確認するとブレが出ていたので撤収しました。

それほど強い風ではなかったのですがgoto dobドブはかなり風に弱いです.

（眼視では全く問題ないです、撮影に使うとという意味で）

その後木曜日は残業で画像処理できず、本日となりました。

大きなブレを除いて210枚コンポジットです。

結果はこちら

馬頭星雲　210枚コンポジット

 skyawatcher GOTO DOB 12' 口径305mm F5 1500mm　F5コマコレクタ－
 EOS 6D  RAW ISO12800　15秒×210 　総露光時間 3,150秒

 サイトロン QBPフィルタ－

馬頭星雲拡大

どうでしょうか。

前回の100枚コンポジットの時より馬頭の周りの薄いガスのディテールが

見えるようになりました。

ただ200枚でも少し物足りないですね。

それで、さらにということで、前回12/28に撮影した100枚コンポジット画像と

合わせて300枚分にしてみましたが、残念なことに角度が合いません・・・。

（今回そこまで考えて撮影してませんでした・・・）

ということで左上と右下の角がコンポジットできていませんが

300枚分の画像がこちらです

馬頭星雲　310枚コンポジット①　（210枚コンポ＋100枚コンポ）

 skyawatcher GOTO DOB 12' 口径305mm F5 1500mm　F5コマコレクタ－
 EOS 6D  RAW ISO12800　15秒×210　+　15秒×100 　総露光時間 4,650秒

 サイトロン QBPフィルタ－

やはりこっちの方が強調してもなめらかですね。

赤い部分をもう少し写したいところですが、改造していない6Dではこのくらいが

限界かな・・・と思っています。

また300枚きちんと角度を合わせて取り直したいところですが、

良い天候があまり続かない現状だと、さっさと次の目標の銀河に行きたいと

思ってます。（こらえ性がなくてすみません）

2/1追記

　上の310枚は、210枚コンポジットしたもの１枚と100枚コンポジットしたもの

　1枚を重ねたものでしたが、310枚まとめてコンポジットしてみました。

　重なっていない部分はトリミングされましたが、こっちの方がノイズ、解像感

　他もろもろよさそうです。

馬頭星雲　310枚コンポジット②（310枚まとめてコンポジット）

 Skywatcher GOTO DOB 12' 口径305mm F5 1500mm　F5コマコレクタ－
 EOS 6D  RAW ISO12800　15秒×310 　総露光時間 4,650秒

 サイトロン QBPフィルタ－

一旦これを第一目標の最終形にしたいと思います。 

ということで目標第１弾はひとまず達成ということにさせていただきます。

次回は春の銀河祭り突入できるかな？