今では、年賀状はPCのハガキ作成ソフトを使えば、パッパッパっと、簡単にでき上ります。文面もけっこう、凝ったものを作ることができます。
ところが、私が初めてPCを購入した当時は、状況が異なりました。
初めてのPC購入は、2000年(平成12年)の4月です。
PC購入の年の年末、そのPCで年賀状を作成したのですが、専用のハガキ作成ソフトは使いませんでした。PCには、「筆ぐるめ」という年賀状を作るのに便利な専用ソフトがプリインストールされていたのに、使わなかったのです。そのソフトの使い方を知りませんでした。
・・・というか、そもそも、そのソフトを何に使うのかさえ、よく分からなかったような覚えがあります。

で、どういう方法で年賀状を作ったのかというと、ワープロソフト一太郎です。一太郎は、会社の仕事でよく使っていたので、馴染みがありました。
その一太郎の、ハガキ宛名作成機能を使いました。
一太郎の宛名機能を使うことによって、確かに、郵便番号枠にきれいに数字が収まり、印刷することができました。
けれども、ハガキ一枚一枚の印刷に、ものすごい時間がかかりました。なんせ、PCに搭載されているメモリが64MBでしたから。そうです、メモリの単位が、MB(メガバイト)でした。
1人分の宛名情報を画面に表示させるのに、何秒間か待つ必要がありました。1枚の宛名を印刷した後、次の宛名を表示させるのに、また何秒間か待つのです。その繰り返しでした。
その翌年の年末にはさすがにPC操作にも慣れてきて、筆ぐるめを使いこなせるようになっていました。
「年賀状作成がずいぶんと楽になったなぁ。」と、
しみじみ感じたことを覚えています。
以上、「今は昔」の物語でした。
それでは、また次の記事で
■■■■ goosyun ■■■■
《2021年12月7日追記》
上に掲載の画像は、自分で編集したものです。
この画像には、ちょっとしたエピソードがあります。
⇒ こちらの記事をご覧ください。