


霧が峰高原を通り上田市の別所温泉へと向かう、温泉内には北向き観音、愛染カツラの木、(幸福堂)、三重の塔などがある。客に聞いたところ以前長野の善光寺参りをした事があるので、今度は北向き観音にお参りしたいとの事で行く事にした。北向き観音は全国でも珍し霊場で「厄除け観音」として南向の長野の善光寺に向いて建てられており、北向きに建てられた観音は日本にはあまり無いとの事である。善光寺にお参りしたら、北向き観音にお参りしないと、片参りと言って、ごりやくが薄いと言われているらしい。
北向き観音本堂となりに、映画で有名になった、愛染カツラの木がある。隣の幸福堂を包み込むほどの大木である。幸福堂にてお参り済ませ愛染カツラの木の前にて記念写真を取る人でにぎわっていた。1㌔程はなれた所に安楽寺国宝八角三重の塔がある。この塔は鎌倉末期に建立された、八角の形で現在に残っているのは珍しいと言われている。「金剛界大日如来」が奉られているとの事である。少し欲張って信州の名所観光地を案内したけれど、喜んでもらえた様であつた。
