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ベトナム人の日本への紹介

2005-11-19 13:00:49 | Weblog
 大卒のベトナム人技術者に日本語教育を施し、日本に技術者として紹介するビジネスが始まった。それはハノイ周辺の、日刊工業新聞で10月17日に報道されていたが、「ベトナムコミュニケーションイニシアティブ」(以下VCI)という日本のNPO法人が主催している。この法人は、NPO本陣として、早稲田大学の「早稲田大学研究開発センター」に本拠を構えている。その学校を、訪問してきた。以下現地で書いたものをそのままけいさいする。
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理事長の挨拶 設立目的>>
日本に若者をおくり、技術を習得し、帰国後にそれを活用したい。ともに、日本と越国が、一緒に活動しよう。ともに、出発できれば、よいと思う。
(フィン・ムイ氏 東大に留学経験あり。数学者。ハノイ大学の教授をへて、タンロン大学を設立)


石川氏>>
  高齢社会を迎える日本社会にたいして、ベトナムには若者が多いので、協力できないか。
  ハノイ工科大学を卒業した生徒が、会議に参加。成績優秀。7月に入学した生徒。日本の会社で仕事をする希望をもっている。
  早稲田大学でセミナーをおこなう(11月16日)。ここの学生は、CAD,CAMを学んでいる。
  今後は、半導体、IT関係の技術者を紹介していきたい。

西川氏>>
なにかあったら、メールをください(昨日も夕食時にスピーチ)。

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訪問者からの質疑
①I社の社長
 学生のみんなに、大変関心を持っている。ソフトウェアの会社を経営している。優秀なエンジニアの方なら、受け入れをしていきたい。

②H氏  
 ー技術レベルの構成は、どうなっているか。
 1日4時間の言語教育。機械工学の勉強をしている。早稲田大學の支援もいただくことになった。

③ソフトの言語は? Cなど。
 やってはいない。機械工学専攻で、その上に日本語教育をおこなっている。

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VCI側の説明>>
  企業で働く人材としては、最初はゆっくりやって人を準備していけば一番順調である。
現行では、企業の中で熟練者は足りないのと思うのでそれは企業で訓練してもらうしかない。
アカデミーは、来年二回目の入学者をハノイ大學5回生から受け入れる。
ハノイ工科大学の5年生を入れる。大学の規模は、学校全体で5000人
一年勉強(日本語と技術的内容)をして日本の企業に入れたい
行う教育は、いますぐ働けるようなオーダーメイド型の教育(松下型)。青田刈りに近い。企業が希望する人材内容に即して教育はするが、企業にうまく合う教育を優先する。
優秀な人間ができても合わなければすぐにやめてしまっては意味が無い。

タンロン技術大學400人くらい。
企業に入ってからの定着率は不明。
東芝でも日立でもとにかく人がいない。日本の大学卒業者と同じ待遇で入れるので待遇はよいし、ベトナム人は家族を大事にするので卒業して5、6年して30過ぎてからやめるとは思えないし、5,6年いたらベトナムのほうのトップに近い位置にいる。帰ってきたものたちが、会社の支店かベンチャーを起こすか?今はなんとも言えない。
アカデミーの希望は、中小企業から大手まで。

オーダーメイドの基本的な考えは、学生に機会と指導をあたえる。
無料で部分的な知識をあたえたい。コネではなく機会で会社に入れたい。
日本語の壁を乗り越えれば日本の社会に入れる。そのための試練であると考えている。
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 同様なニュースが、朝日新聞の9月21日に報じられていた。これは、VCIを設立したフイン氏のことなどだ。



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