ロングオンリー投資家は相対的にポジティブだった。「日本株は、安倍相場第一弾ほど勢いはなくとも、まだ第二、第三の山があると見るのが自然」と話すと、即座に賛同を得た。
6月後半以降、市場の世界的な神経過敏に小康の兆候が出ると、ドル円は100円前後の水準を回復した。相場の上昇トレンドにおいて3―4割の反落は「健全なる調整」として普通に起こりうる現象である。
ただしこの時は、株安と新興国の動揺と円高の悪循環を見て、日本投資家の多くが買い出動を躊躇(ちゅうちょ)した。その後早々に相場が回復したため、90円台半ばで買い損なった彼らは、再び押し目買い意向をくすぶらせている。その支えもあって7―9月に102―103円を回復すれば、続く3―6カ月間で105―110円が射程に入ると見る。さらにその延長線で2015年に120円に至ると想定している。
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