●東京への一極集中は、この日本の人口減少が現実進行中の
いまでも人口流入が続いている。 それも関西ではほとんど流出しているのに。 そんな中でせめても関西のバックアップの夢と理想でもあった大阪都構想が区割りの不都合で挫折の危機にある。 公明のうらぎりということらしい。 関西は歴史的にも古いだけが取り柄とまでは言わないが大局的にはなりえない土着的な偏執的足の引っ張り合いいる。 その意味では仮にオリンピック招致などはまえにもトライして見事に恥を晒したが、もし決まっていてもうまく運営できたかどうかは疑問であったかもしれない。 ただ大阪万博は大成功であったことも記憶している。 なにはともあれ久方ぶりの関西、とりわけ関西の兄貴分の落ち目の三度笠の復活があり得ると思いきやまたぞろの愚劣な嫉妬と恩讐と現世利益の絡み合いと風土的なええ加減さがこんなちゃぶ台返しのお粗末
な茶番になりそうだ。
日本の俯瞰複眼・補完機能とか危機管理のバックアップの実現もほとんど風前のともしびだ。 こんなことでは地方の活性化と騒いだあの以前の風潮はなんだったのか? このチャンスを逃せばつぎの機会はそうそう訪れない。 橋下維新の会は安倍首相を脅かしてもなんとかこの大阪の変化の灯を消してはならないはずなのだが。 アベノミクスの先々の成果の維持のためにもこの地方分権化の一里塚ともいうべき大阪の実験都構想は改めて括目していま見つめるべきだ。 ひとり橋下市長や松井府知事だけの去就に矮小化してはならない普遍的な政治的テーマでもあるはずなのに。