今回の松山の旅、一番の目的は2007年5月15日OPENしていた
ここ「伊丹十三記念館」の取材。
映画監督、作家、役者、商業デザイナーとして充実期にあった彼
の死から丁度10年を経てステキな「MUSEUM」が誕生しました。
肉親の死に直面すると、その悲しみが癒えるには少なくとも10年
の歳月は必要です。宮本信子さん、本当に良く立ち直られました。
敷地は伊丹プロダクションの社長であり、一六本舗の社長でもある
玉置泰氏が提供、建設費用は宮本信子さんが拠出されたようです。
記念館の入り口前には別棟で伊丹氏が最後に辿り着いたと言
われている自動車の最高峰、英国車「ベントレー」が納められた
車庫がある。(8番目のテーマです)
乗り物マニアといえば「お葬式」でしたかねえ、ミニクーパーと
シティーターボのカーチェイスのシーン。
あの当時、とてもお洒落に感じましたが。
MUSEUMとしては大きい方では無いですが展示内容がどれも
これも「お洒落」です。丁度「13」のテーマ別に本物故の説得力
や氏の人生の充実振りが強く感じられます。
私の今回は全体把握でしたので次回はもう少し時間を掛けて
収蔵物をじっくり鑑賞してみようと思っています。
館内は勿論、撮影禁止ですが唯一この↑観光地には必ず設置
されている「記念撮影用パネル」はOKです。これは宮本信子さん
の遊び心溢れる「アイデア」だそうです。
途中から二本の木になっている桂の木にもちゃんと意味がある。
中庭の緑を眺めながらカフェ「タンポポ」で是非休憩して下さい。
何故かと言うと↓
このオリジナルケーキがとてもコーヒーに合って思惑美味し
かったからなんです。(一寸小さいけど¥300)
食器のデザインやケーキの選定は館長である宮本さん自ら
決められたとのこと。
これ以外にもシャンパンなど伊丹氏好みの飲み物も用意
されています。
味は兎も角、デザインが良いので此方限定の「十三饅頭」も
お土産に喜ばれます。中身は黒餡でした。
この他、記念品類も沢山有りますのでファンの方には何かしら
思い出の品がみつかると思います。
--museum data--
施設:ITAMI JUZO MUSEUM
所在:愛媛県松山市東石井1丁目6番10号(Yahoo!地図)
電話:089-969-1313
開館:10:00~18:00(入館は17:30迄)
休館:毎週火曜(火曜祝日の場合は翌日)
料金:大人¥800 高大¥600 小中¥400
駐車:大型P完備
ただそもそも登場人物が多過ぎるんですよね。伊丹氏演じる役も、そのキャラを活かし切れていなかったような。伏線を古尾谷雅人と伊丹十三の父子の絆――みたいなところに絞り込めばよかったやも。
舞台は瀬戸内海に浮かぶ刑部(おさかべ)島。岡山県の笠岡辺りから船に乗る設定ですね。
悪霊島――篠田監督は画面のスケールが大きく、特にロケーションは一切の妥協を許さない、実にすばらしい作品です。ぜひとも「夏」観るべき映画ですネ。それも7月。今日よりもう3週くらい早い辺りのお話です。
ただ最新のDVD版ですと、ビートルズの曲が権利切れか何かで別のアーティストの「カバー」に差し替えられています。これがいただけない……(カバーしている人は著名な人なのですが)。やはりポールのアノ固い歌い出しでないと。
詳しい事情は此方に書かれています。
http://www.geocities.jp/kumkonman/kagaakuryou.html