画面左が広坂
随分、時間が経ちましたが金沢最終日の話を続けましょう。
モーニングを済ませ、お腹も落ち着き、今日は身軽なのでバスで
広坂迄向かいます。
最初に来たのは周遊バスでなく、北陸交通の地元バスでした。
車内は京都等でお馴染みの、タイヤ位置の座席は高く
その後ろは、内側に向いて座る形式の車両ですね。
暫くして武蔵の辻の停留所を発車した折、隣に座る中年夫婦連れの奥さんが
運転席上部にある電光掲示板を見ながら『段々安くなる』と
何度もゴチルので『距離が短いからでしょう』と私が答えると其れには
反応せず、此方と目を合わせるでも無く、相変わらず運賃掲示板を
見続けている。
後で何故、あの奥さんは「距離が短いからでしょう」という私の言葉に
反応、或いは納得しなかったのか、所謂何時までも一人で喋り続ける種類の
人とは、目の輝きが違っていたので、ソレでは無いのにナアと考えてみると
確かに運賃表示と云うモノは先に進むにつれ、最初の番号の金額は
上がって行くのが、普通であり、更に途中から基本料が下がるなんてのは
少しおかしい、と思われて、ネットで北陸交通の運賃体系を調べてみると……
地帯制エリアとか、消費税増税の関係とかなかなか複雑な事情があるようです。
Ishikawa-Ken History Museum
先ず、初めに向かったのは「石川県立歴史博物館」
廻りに巡らされたフェンスを見て、工事されてはるんや。と思いながら
近付いて見ると……リニューアル工事の為、平成27年、春まで休館中でした。
煉瓦造りの外観に興味があっただけなので少し残念のことよ(支那人かっ!)
で、次に冷房目当てに、何気なく入ったのは隣にある「石川県立美術館」
入館料が安いので、展示室も覗いて見ると……なんと、あの
「ぶらぶら金曜美術博物館(BS日テレ)」
で見たことのある野々村仁清の「色絵雉香炉」が「雌香炉」と対で
ガラスケースの中に展示されているではないですか!
所謂、江戸時代の京焼の茶道具というか、調度品ですな。
思いがけず、良い、目の正月させて貰いました。
美術館の裏に回り、散策道を進むと
「鈴木大拙館」の裏庭に出ますが、仏教哲学ですからな。
建物の内側も拝見(入場料300円)させて頂いて、次に参りましょう。
(意味解って無いのとちゃう?)
県立図書館前から、21世紀美術館の前を歩き、香林坊方向に進むと↑金沢しいのき迎賓館。
の隣の「石川四高記念文化交流館」を覗いて(360円)タクシーを拾ったら
再度、東山茶屋町に向かいます。
昨日の自由軒前に来てみると、流石に有名行楽地の日曜日。
ファサードに、二組ほど外国人客がウェイティング中なのが見えます。
食欲より、休憩欲が上回ったのか、多分、体が糖類を欲したのでしょう
二階のカフェに席があるか、聞いてみると、丁度のタイミングだったようで……
和味(ソフトクリーム)¥432
きんつばの中田屋ですから「小豆餡」と「最中」は外せませんね。
因みに餡の上で光っているのは金箔ですが、当然、味は無いです。
餡の甘さを、あっさり味のソフトクリームが緩和してこれだけで充分
堪能したのであります。
--shop data--
店名:中田屋東山茶屋町店2F(和味)※HP
所在:金沢市東山1丁目5-9(Yahoo!地図)
電話:076-254-1200
営業:09:00~
定休:年中無休
座席:14席