2014秋・米子「植田正治写真美術館・再再訪」

2014-12-14 12:23:47 | グルメ紀行(島根・鳥取編)

2008年の夏以来、二度目の入館となる今回は「駐車場の車が多いなあ」と思ったら
「イモトアヤコ!地球の絶景珍景写真展」が開催中でコレ目当ての観客が含まれていた模様。
著名人のネームバリューを借りてでも集客数を何とか増やしたいという
切実な運営陣の御努力が伺われます。

 

個人的には最近9割方、フィルム写真しか興味が無くなっているのでサッと流して
二階ロビーから伯耆富士(大山)の雄姿を暫し撮影するもこの時期、遠くの見通しが良く無い。
館内で前回と違っていたのは、大山が逆さに映る水庭の前に、ステッキや蝙蝠傘が
小道具として置かれていて、自由にポーズを取った写真が撮れるようになっていた事。
氏は鳥取砂丘を背景に人をオブジェ化した演出写真が特徴なので、其れからヒントを得
たのでしょう。一億総「にわか写真家」となったこの時代、昔の作品を鑑賞するだけで無く
現在あるピンホール写真室に加えて、新しい写真関連のインスタレーション(Installation)
等の仕掛け作りが「リピーターを増やす、或いは人など体験型のを誘いたくなる」
と云う点で必要なのかなと。

 

本展示は『植田正治〈 童暦〉への道』
代表作の一つ「少女四態」も含まれていて、同行者に美術館の設計意図を
説明するにあたり誠に好都合であった。
前回は観なかった三階の広い展示室でも鑑賞人少なく、ゆっくりオリジナルプリントの
植田調を鑑賞出来たのであります。

 

 --museum data--
施設名:伯耆町立「植田正治写真美術館」
所在地:鳥取県西伯耆郡伯耆町須村353-3(Yahoo!地図
電話:0859-39-8000
開館:09:00~17:00
休館:毎週火曜日(祝祭日の場合は翌平日)
冬季休館:12月1日~翌2月末、展示替期間
入館料:大人¥800
詳 細:公式HPへ

 



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