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鎌倉日記47・・・常楽寺文殊まつり

2020年01月26日 11時28分30秒 | 鎌倉日記

            鎌倉市大船 常楽寺 阿弥陀三尊像

       

                文殊堂 文殊菩薩大法要

昨日1月25日は鎌倉市大船の常楽寺の文殊菩薩ご開帳とあってカメラ片手にお詣りして来た。境内は「文殊祭り」と称して大勢の参拝客で賑わい、無料で甘酒が振舞われていた。

午後2時から文殊堂で建長寺の僧十数名による般若心経の読経や、経典がアコーディオンのように捲られて文殊菩薩を供養する儀式が行われたが、文殊菩薩坐像は奥の方にあって一般参拝者にはよく見えなかった。

常楽寺は、二代執権北条泰時が夫人の母の供養のために建てた「粟船御堂」がその始まりで、「粟船」は「大船」の古名とのこと。

ここの文殊菩薩坐像は日本七文殊の第三といわれ、布張りのうえに胡粉彩色が施されたもので、像の頭部は、常楽寺開山の蘭渓道隆が宋より持参したものと伝えられている。

仏殿も決して大きくはないが、木造阿弥陀如来及び両脇侍像が祀られ、鎌倉市の指定文化財になっている。中尊の阿弥陀如来台座の中に仁治3年(1242年)6月12日の銘があることから、同年6月15日に没した北条泰時が極楽往生を祈願して造立したものと考えられている。

久しぶりの鎌倉日記を書いたが、近くでもありもっともっと鎌倉巡りをして、ライフワークのテーマにしている「信仰のかたち」「祈りの情景」を残したい。



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