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若狭33観音特別霊場石観音

2018年03月17日 11時15分07秒 | 慈しみと悲しみと

年をとると足から弱るとよく言われる。運動不足が一番の原因だが、今のところ普通に歩けている。

21年前、カミサンと若狭33観音霊場巡りをした時のこと、34番目の特別霊場石観音に立ち寄った。このときの石観音さんの足型で毎日下半身の健康を祈願している。

石観音は本堂、阿弥陀堂、鐘楼、御手足堂が配置され、本堂の観音様は秘仏でご開帳は33年に一度。古くから病気平癒の功徳が大きく、医術の乏しかった時代からお参りする人々の数は数え切れないほど多かったという。

御手足堂は功徳を授かった篤信者の奉納によるとされている。わたしも初めて参拝したときに足の木型をいただき、11年前には下肢静脈瘤の手術を控えていたこともあり、一人車で石観音を訪ねて新しい足の木型に取り換えてもらった。

手術も無事終了して両足ともにきれいになって、未だに再発はしていない。手術前の20数年、温泉に入る時など人の眼を気にしていたことが、ウソみたいに思われた。この石観音は、手足の不自由な方々の信仰が厚いとされ、私は今でも功徳を信じて、毎朝木型で足をさすっている。

外出先で足の悪い高齢者が目に付く。明日は我が身と思いつつ、歩けるうちに行きたいところへ行く。それが健康の証であり、健康長寿への道であろう。



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